最後に目かくしをしたのは何時でしょうか。
覚えていないほど遠い昔です。
善光寺のお戒壇巡りは、目かくしをしていないのに何も見えません。
本当に真っ暗で、歩くのが困難なくらいです。
この本の終盤に目かくしをする場面が出てきます。
とても印象的な一場面です。
全体的には重々しい雰囲気なので、好き嫌いが分かれそうな作品です。
「わたしの肋骨の下には、ある感情---罪悪感、悲哀、憂鬱---が棲みついていて、めったにわたしを離れなかった。それは休息のたびに大きくふくらんだ。」

読書空間 ひつじ日和
