山下清さんのイメージはテレビドラマからの影響がかなり大きいです。
そのイメージが良い方にひっくり返る本でした。
様々なことをしっかりと理解しています。
人との接し方も丁寧です。
ただ少しだけ思考が異なります。
その少し異なった考え方がとても面白いんです。
例えば笑いを職業にする人たちは少し異なった視点から物をみることで笑いを誘いますが、それに近く、さらに純粋さが加わった感じです。
作品は貼り絵だけかと思っていましたが、素描画もあるのですね。
緻密であり大胆でもあり、とても良い絵です。
東山魁夷さん、小川糸さんと、個性のあるヨーロッパ旅行記が続きました。
読書空間 ひつじ日和