子どもたちが幼稚園に通っていた頃。
徒歩での通園だったので雨の日はレインコートを着ました。
レインコートと言わずにカッパと言っていましたが。
これらの装備は雨の日を楽しむアイテムです。
水たまりにどぼどぼと入るのは大人でも楽しいものです。
レインコートと犬がキーワードのこの本。
月舟町(「つむじ風食堂の夜」の舞台)と桜川(「それからはスープのことばかり考えて暮らした」の舞台)の住人たちの日常を描きます。
雨の日にはだれも観に来ない月舟シネマ。
やっぱりお客の少ない古本屋。
「そのあたり」とはどのあたりなのか探す果物屋。
雨の研究がなかなかすすまない雨降りの先生。
ひつじ日和もこの商店街に移転したいくらいです。
吉田篤弘「レインコートを着た犬」
読書空間 ひつじ日和