死の周辺についていろいろ考えていました。昔から定期的にそんな期間がある気がします。もちろん、よりよく生きるための覚悟です。若い方でも尊敬する方は皆、死の意識をどこかに保有しているように感じます。
自分のことだけなら大枠はすっきりしている方だと思いますが、周囲のことはまた別件。断捨離や片付けも生きている限り終わりはなく、いつでも継続中です。年齢が進んでからでは向き合い辛いであろうことを、気が済むまであれこれしてみたかったわけです。それにしても、面倒くさいことがとにかく嫌。全て思い通りにしたい本性をみつけ自分に愛想が尽きます。星に帰りた〜い。
久坂部羊さんの「人はどう死ぬのか」では、医療の生々しい現実に、もういくら考えても仕方ない気がしました。どんな理想を準備しても結局は天にお任せするしかない。その覚悟だけは深まりました。
安楽死がテーマ、フランソワ・オゾン監督の仏映画「すべてうまくいきますように」も観ました。舞台が異国なせいか、主演が好きなソフィー・マルソーさんだからか。本来なら重いものをさほど負荷をかけずみつめることができてよかったです。答えは決して出ないテーマですが、何度も語られた「美しく生きる」という台詞は強く残りました。
はあ、スッキリ。そろそろ気が済みました。何の根拠もないけど大丈夫な感覚とゆだねるイメージで満たされてきました。いつもどおりの結論の「今」を楽しむことに致します♪
追記
落合陽一さんと養老孟司先生が対談されていました。「老いも死も第三者がいて存在する」「本人の中にはありません」「考えても無駄」ムフフなご回答で安心立命、養老先生ありがとうございました☆
久坂部羊「人はどう死ぬのか」
映画「すべてうまくいきますように」
藤原新也「メメント・モリ」
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