
自らは決して買わない薔薇、しかも赤。
花言葉は情熱。あら?情熱足りてないかも。
〈詩人リルケは生涯バラの詩を書き続けバラの棘による傷が原因で命を落とした。〉だなんて、いたわしくなるエピソードですね。
花まわりについて知りたい時に頼っているこちらの本。監修されている花文化研究者の川崎景介さんのコラムは気づきが多く、開くのが毎回楽しいです。
人間は自然と一定の距離を置いて生活を営むという、生物の中でも類まれな性質を持っているのだそうです。しかし、自然との接触をを欲すのも人間。理性の思考と野生の思考のバランス。
浜松みたいに中途半端な都会のような田舎に暮らすと、圧倒的な大自然にはほど遠く、庭先の草花や、なんならお花屋さんの花束からでも、なんとかして「触れたいもの」が自分の中にあるんだな、としみじみ思います。
遠いところにあるから余計に。何にもないからなんとかして。野生のかけらを花々から感じるのも悪くはないです。
川崎 景介「すてきな花言葉と花の図鑑」
読書空間 ひつじ日和
