過去に自作したものを思い浮かべてみると、組み立てはしたことがあっても、素材から自分で作ったことはありません。
そもそも金属も樹脂もどうやって作るのか、それすらも知りません。
大学生のトーマス・トウェイツさんはある日、トースターを自分で作ることを思い立ちます。
組み立てるのではなく、素材から作りたい、と。
既存のトースターを分解し、それがどのような物質でできているのかからはじまります。
期限は9ヵ月。
卒業制作展に間に合わせなければいけません。
普通に考えれば間に合わない。
それでも諦めずに行動します。
楽観的ともいえます。
果たしてトースターは完成するのでしょうか。
愉快でありながら大切な何かを示唆しています。
トーマス・トウェイツ「ゼロからトースターを作ってみた結果」
読書空間 ひつじ日和