感情はたとえ痛みを伴ってもしっかりと感じきるものだとつくづく思います。蓋をしていたものは、結局人生の中で何度でも対峙させられるようにできている気がするからです。
お気に入りの一句をきっかけに向き合ってみることは、大人だからこそできる豊かなひと時になりそうですね。
現代人にガタガタ言われるより、
遥か昔の人の歌に素直になれてしまう。
ゆったりとある一句について思いを馳せる。自分の中にも存在する種々の感情を成仏させていくような行為かもしれないです。
最果タヒ「百人一首という感情」
読書空間 ひつじ日和