川上浩司「ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか? ~不便益という発想」

 

数年前3日くらいの停電を経験しました。
確かに不便なこともたくさんありましたが、夜の散歩での星空のきれいさと、暗いのなら寝てしまえ、ということで、健康的だったように思います。

不便の中にも良いことがあります。
それを川上浩司さんは不便益と名付けました。

 

少し考えてみると不便益はたくさんあります。
テレビやスマートフォンの利用を制限すれば、頭の中を整理する時間となりそうです。
車に乗らず、自分の足で歩けば、その分ダイエットや健康につながります。
自分で野菜を作ってみれば、育てる楽しさと、思わぬ美味しさに出会えます。

 

これから日本は更なる人口減少に向き合います。
すぐに成果を求められる世の中も少しずつ変わっていくでしょう。
不便なことも増えると思いますが、そこに益もあるはずです。

不便と対峙する時間こそ幸せの種ではないでしょうか。

 

川上浩司「ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか? ~不便益という発想」

 

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