日本で陶芸を覚えたバーナード・リーチ。
イギリスに戻り、戦争を終え、昭和28年に来日します。
66歳のことです。
その時の日記がこの本になりました。
当時、急速に西洋化していく日本の様子がすこしだけわかります。
そのことに対してバーナード・リーチが嘆いていることも。
石川県の九谷焼の地を訪れたリーチ。
同行者は静岡県出身の鈴木繁男。
後の遠州民芸協会、会長です。
遠州地方は民芸と浅からぬ縁があります。
原田マハさんは「リーチ先生」を書く時に、この本のある章から着想を得たのではないか、と深読みしてしまいました。
バーナード・リーチ「日本絵日記」
読書空間 ひつじ日和