アメリカで生まれ育ったジュンパ・ラヒリさん。
英語が一番得意な言語です。
両親がインド人なのでベンガル語も少しだけ操ることができます。
でも不完全なまま。
あるとき突然イタリア語に興味を持ち始めます。
学ぶのだけれどなかなかマスターできません。
ある時ローマに移住してしまうことに。
膠着状態から脱出するために必要なことだったのでしょう。
着実に自分のものとしてゆきます。
イタリア語でかかれたエッセイと短編二つ。
不慣れな言語と対峙した日々が綴られています。
言語を素早く習得する能力って間違いなくあるんでしょうね。
ジュンパ・ラヒリ「べつの言葉で」
読書空間 ひつじ日和