下巻からやっと生命の歴史に入ります。
地球はまさに奇跡の星。
何かのタイミングや位置が少し異なるだけで生物は誕生していないでしょう。
細い細い線をなぞるようにたどり着きました。
人類はそのことにもっと感謝し、少し謙虚な気持ちを持つべきだと思います。
長いけれど愉快に学べる本です。
人間の知的好奇心は天からの贈り物。
この本に登場する人も、書く人も、読む人も。
ダーウィンとメンデルはほぼ同じ時代を生きていました。
ダーウィンの「種の起源」とメンデルの遺伝の実験は、お互いを補完するのにうってつけです。
お互いの思想は知っていたようです。
もし二人が晩年に仲良くしていたら、なんて小説どなたかいかがでしょうか。
ビル・ブライソン「人類が知っていることすべての短い歴史 下」
読書空間 ひつじ日和