原田マハ「ゴッホのあしあと」

 

神谷美恵子著「生きがいについて」を読んだ時、その表紙の絵に興味を持ちました。
デッサンでしょうか。
雑に描いてあるようでよく見ると緻密です。
人工物と植物の違いも分かるし、植物の種類も特定できそうです。
誰が描いたのだろうと調べてみるとゴッホでした。
「ひまわり」とか「夜のカフェテラス」とか「星月夜」とは違った印象です。

原田マハさんがゴッホのあしあとをたどりました。
ゴッホの見た風景を求めて。
パリ、アルル、サン=レミ=ド=プロヴァンスそしてオーヴェル=シュル=オワーズ。
ゴッホが登場するご自身の作品「たゆたえども沈まず」についても多少触れながら。


ゴッホの絵の魅力はその生き方にもありそうです。
生前全く評価されなかったのは時代を追い越していたからでしょう。

ゴッホのイメージがかなり変わりました。

 

原田マハ「ゴッホのあしあと」

 

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