
「良書は心の糧」と母は教えてくれました。目を患う前、若い頃の母はきっと多くの文章に触れていたのでしょう。両親の書棚で私が惹かれるのは決まって母の本です。
良質な本に出会った時、これは見逃せないと身体に疼くような感覚が走ります。ワクワクが止まらないあの感覚。
落ち着け、時間はたっぷりある。わかっていても、今すぐ全てのページをめくりたい衝動にかられる本がたまにあります。
心の糧になりそうな言葉を探すのはちょっとした冒険。その楽しさをいつでも気軽に味わうことができる環境にあるのは有難いです。
ひつじ日和に届いたばかりの今月の本たち。もしひとつだけ選ぶならこの随想集が気分。挿画も美しく良書の予感しかありません。
若松英輔 西淑・画「自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと」
読書空間 ひつじ日和
