読書空間 ひつじ日和

浜松市の小さな書店です

眠れぬ夜

 

夜のアクトシティ

 

目が冴えてしまったある晩「やさしいダンテ」を読んでみました。

 

ダンテはなぜベアトリーチェ(交流の無い方)を一途に想い続けたのか。理解不能で興味を持ちました。

 

以前に借りたダンテの「神曲」そのものは難解でお手上げ。註を読んでいるだけで日が暮れそうでした。

 

そこで阿刀田さんの「やさしいダンテ」を。おもしろおかしくざっとイメージをつかめてよかったです。それにしてもベアトリーチェに幻想を抱きすぎ。他者への理想化や投影は不快です。

 

宗教的な力が強い世界で生きている時代の人々は、無意識に自分を小さくしたり罪悪感を感じたりしていたのでしょうか。

 

その設定ならば天国がいい。でも各種誘惑に負ければ煉獄、地獄。誰しも慢心すればあり得る話。くれぐれも傲慢には気をつけて。次第に頭の中は反省モードに。反省はやはり年内かしら。深夜の頭はちょっと変。神曲の世界観は怖い描写で安眠には程遠く…。

 

フランツ・リスト「巡礼の年 第2年 イタリア 〜ダンテを読んで〜」



ピアノの演奏会で聴いた時にはさっぱりわからなかった曲。少しは想像がつくようになったかもしれません。

 

阿刀田高「やさしいダンテ<神曲>」

 

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