
母の通院に付き添った帰りのバスの出来事です。
乗車する時に高齢の方にさり気なく順番を譲って下さる方がいてあたたかい気持ちになりました。
途中から乗り込んだ赤ちゃんとお母さん。ベビーカーを固定するために近くの私たちが席を譲ると運転手さんからも感謝の言葉が。
次のバス停からは杖をついた方とその同伴者にゆっくり席に着くよう促すアナウンス。周りの方も自然とサポートをしています。
バスの中の誰もが急いでいる様子はなく、それぞれが「ありがとう」「ありがとう」と配慮し合う優しい雰囲気に満ちていました。
私が若い頃しばらく入院した「どこかにあるのではなくここが地獄」と感じた、同じ病院からの帰り道です。同じ場所なのになんだか遥か遠いところへ来たような感覚。
急に春めいた陽射しがきらきら光る車内。なんて穏やかなんだろうと不思議な幸福感に包まれました。
読書空間 ひつじ日和