読書空間 ひつじ日和

浜松市の小さな書店です

恋するこころ、旅するこころ

 

猫

 

ご友人と偶然お立ち寄り下さったお客さまは浜松在住の作家さんでした。互いに予期せぬ出会い。時間をおき、ご自身のエッセイを携えて再びご来店下さいました。


浜松で生まれ育った方だとわかる描写がほんのりあって親しみを感じます。丁寧に選ばれた言葉。作者の豊かな内的世界を一緒に旅しているような瑞々しい気持ちになります。

 

うれしかったのは文中にムビラというアフリカの楽器が登場したこと。別名カリンバとしてひつじ日和にも存在します。爪弾くとなんともいえない癒しの音色。ポロロンと無邪気に奏でてくれるお客さまも多いです。

 

表題作の恋の舞台はベルギー。真っ直ぐなご様子にこちらまでハートが緩みました。恋をし、解放され、自由度が上がる。その肯定感はかけがえのないものです。

 

病による難しい時期を、時間をかけて内面に深く向き合ってこられたこと。それを勇気を持って正直に表現されていること。素直に素敵だなぁと思いました。

 

遠藤ゆき「恋するこころ、旅するこころ」

 

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