裁判員制度が始まって20年くらいになるのでしょうか。
当初は選ばれたらどうしよう、とも少し思ったりもしましたが、通知はまだ来ていません。
この本の主人公は2歳の娘がいる女性。
なぜか裁判員に選ばれてしまいました。
そして容疑者はやっぱり似たような立場の人でした。
裁判の途中で自分のことなのか、容疑者のことなのかよくわからなくなってしまいます。
裁判員といえば映画「十二人の怒れる男」を思い出します。
全員が有罪と思っていたのに、ある人物の指摘から、考え直さざるを得なくなります。
何が罪で、何が悪なのかなんて誰も正確には判断できません。
白と黒が溶け合った結果は白なのか、黒なのか。
角田光代「坂の途中の家」
読書空間 ひつじ日和
