2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

レベッカ・ソルニット「ウォークス 歩くことの精神史」

人間は唯一二足歩行のできる動物です。 二足歩行が知恵をもたらしている可能性もあります。 しかし現代は歩くことさえしなくなってきている。 著者はそれに危機感を覚えています。 その理由を人間の歴史、文学、革命、性別、その他様々な視点から述べます。 …

光化学協会「「人工光合成」とは何か」

人工光合成に興味があり、いろいろ勉強してみようと思いました。 面白い内容ではあるのですが、具体的な反応の理解はなかなか難しいものがあります。 それはさておき、今人類は太陽のエネルギーが無ければ生きていけません。 太陽のエネルギーを人類が利用で…

福岡伸一「遺伝子はダメなあなたを愛してる」

文庫を入手しました。 2013年以来2度目です。 ですが、いろいろな示唆に富んでいました。 新しく勉強しなければならないと思うこともありました。 先日Eテレで坂本教授と対談をしていました。 福岡ハカセの傾聴する態度が気持ちよかった。 世界をわかりやす…

宮本輝「幻の光」

短編4つ入っています。 20代の初期に読んでいたようです。 まったく覚えていませんでした。 初めて読むのと変わらず読めました。 人の心をえぐるようなエピソードを次から次へと、よく考えるなぁ、と思います。 宮本さん、すごいです。 幻の光 (新潮文庫 み…

司馬遼太郎「手掘り日本史」

司馬遼太郎さんの本を読むとすごいと思います。 それは知識の量、質が桁違いであること、またその知識を基にした視点の持ち方が独特であること、等の理由からでしょうか。 あまり現状の評価にとらわれないんですね。 小説も面白いのですが、歴史に関する知識…

宮本輝「道頓堀川」

この本は家の本棚におさまっていて、ずっと読まれるのを待っていました。 先日なぜか手にとって読み始めました。 とても大きなことが起こるわけではないのだけれど、なぜか読み進めたくなり、そして他の本も読みたくなります。 人間誰もが問題を抱えていて、…