2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

カール・ジンマー「ウイルス・プラネット」

この地球はウィルスで溢れています。 人間の中にもウィルスの痕跡があります。 そして、そのシンプルな構造ゆえに、常に変化に対応し続ける能力を有しています。 すごいですね。 天然痘への対処方法も面白かった。ワクチン供給部隊とか。 それにしても世の中…

山本兼一「利休にたずねよ」

利休の茶への精進の力は高麗の女性にまつわるエピソードがあったから、ということでしょうか。 だから時代を過去へさかのぼる手法をとったのでしょうか。 過去にさかのぼるのですが、その章では時間の流れは普通なので、少しこんがらがります。 普通に過去か…

塩野七生「逆襲される文明」

塩野氏の、時事に関するあれこれ、みたいな本です。 共感できるところもあれば、そうかな?と思う部分もあります。 その人なりの共感の仕方が出来るかもしれません。 イタリアもフランスも30代が国のトップになりました。 日本は廃車寸前の人たちばかりです…

福岡伸一「動的平衡3 チャンスは準備された心のみ降り立つ」

福岡ハカセの生命浮遊を読みたくて、ソトコトを読んでいた時期がありました。 それが本になりうれしく思います。 STAP細胞騒動についてはハカセと同じ意見です。 ガンの治療方法については、自分の免疫だけでなんとかなる時代が来ると良いですね。 エッシャ…

司馬遼太郎「義経 下巻」

とてつもなく戦が上手いが、政治はからっきし。 人間としての魅力はどうなのでしょうか。 もし人間の魅力があったなら頼朝ももう少し考えが変わったのかも。 義経の生涯をちゃんと知る機会がなかったので面白く思いました。 ただ京都以降は書かれていません…

C.ダグラス・ラミス「やさしいことばで日本国憲法」

憲法って全部読んだことある人は少ないのではないでしょうか。 改憲か、そうでないかを決めるには現状を知るしかありません。 国民全員が読むべきではないでしょうか。 読んだうえでの感想ですが、立派な憲法だと思います。 改正する必要はないのでは?もし…

司馬遼太郎「義経 上巻」

勧進帳等で有名な義経。 そういえば義経の事ってよく知らないな、と思い読みました。 そうなんだ、と思うことばかり。 上巻は幼少時代から、奥州を経て、鎌倉まで。 頼朝のことも同時並行で進みます。 最終的な感想は下巻にて。 木曾の義仲と共に京都に入っ…

武田邦彦「ナポレオンと東條英機」

ナポレオンのことを詳しく知りたくて検索したら、東條英機も付いてきたので興味を持ちました。 ただ内容は東條英機擁護のために??ということまで書いてある感があります。 ナポレオンについてはほとんど何も書いていないのと同じです。 歴史は主観が入って…