2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「二宮翁夜話」

うーん、すごいです。 こういう考えでやればきっと日本はすごい国になりますね。 政治家、会社経営者などが読むべきだと思いました。 もちろん普通の人も。 全ては太陽と地球の恵みです。 少しでも後の世代に譲っていかなければいけません。 二宮翁夜話 (中…

宮本輝「ドナウの旅人(下)」

なぜかドナウ川に沿って旅をすることになった人々。 下巻はウィーンから始まります。 人間の物語に少しミステリーも加えながら旅が進みます。 当時の共産圏に入国できるのでしょうか。 そしてどこまで旅は続くのでしょうか。 黒海は真水ではなく海水ですよね…

宮本輝「ドナウの旅人(上)」

まだドイツが東西に分かれ、ユーゴスラビアもチェコスロバキアも分裂していない時代。 なぜかドナウ川に沿って旅をすることに。 上巻は西ドイツからウィーンまで。 文章からだけですが、牧歌的なドイツ南部も見てみたくなります。 それにしても最初からぐい…

三浦しをん「舟を編む」

辞書って昔から接していますが、どうやって作られるか、の視点は持っていませんでした。 先日梶原しげるさんの本を読んでいて、辞書の奥深さを知りました。 そしてこの本も取り上げられていたので読むことに。 内容はちょっと薄いような気がします。 恋愛と…

夏目漱石「道草」

以前読んだときは、ふーん、という感じでした。 しかしここ数年、夏目漱石の生涯をいろいろと知る機会がありました。 そういう背景を理解しながら読むと、なるほど、と思います。 自伝的小説と言われる理由がわかりました。 漱石が健三みたいな性格だったか…

井上靖「風林火山」

真田昌幸の本を読んでいたら、山本勘助がかなり出てきました。 風林火山には真田はそんなに出てこなかったような気がしていたので再読です。 真田は少しだけでしたね。 この本は山本勘助の人生の後半、武田晴信(信玄)に仕えている時の物語。 この時代の人々…

横田増生「中学受験」

首都圏における、中学受験の背景をわかりやすく述べています。 浜松だと私立はそんなに強くない印象ですが、それでも中高一貫が増えているような気がします。 首都圏の小学生の5人に1人は私立中学を受験するとか。 教育は国の根幹です。 貧富に限らず平等に…

竜崎攻「真田昌幸」

上田の近くで育ったので真田家のことは度々触れていました。 どちらかというと真田幸村がメインでした。 昌幸のことは全く知りませんでした。 しかし真田家の一番良いときは昌幸ががんばったから、という感じがします。 武田、上杉、徳川、織田、豊臣それぞ…

カズオ・イシグロ「遠い山なみの光」

何が起こるわけではありませんが、戦後の日本(長崎)と、そこに住む人の人生が人の心をつかみます。 長崎の地形なり、街並みを知っている人と理解に差が出てくるのでしょうか。 時間をおいてまた読まなきゃ、と思わせる内容です。 万里子さんの人生が少しでも…

村上春樹「職業としての小説家」

最初ですます調で始まったので違和感がありました。 松浦弥太郎さんを思い出してしまいました。 その理由はあとがきに書いてありました。 この本全体としては面白い部分もありましたが、いつも村上氏が書いてあるようなことが主です。 そのあたりもあとがき…