2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧
(いつもの佐鳴湖。湖面が鏡のよう…だったのにね) みなさまはいつも年初に目標を立てますか。 私は継続は苦手、忘れっぽく飽きっぽい性分です。 家族によるとママはいつも、元旦や誕生日あたりに「今年は怒らないよ」と誓うらしく、もはや年中行事です。 怒ら…
福岡にブックスキューブリックという小さな本屋さんがあります。 2001年開業。 小さくても総合書店を目指したそうです。 開業までとそれからの15年間の活動記録。 カフェを併設し、イベントを開催し、パン屋まで作ってしまいます。 この本にも度々記載されて…
昨年、秋葉山を登った時のことです。 午前中の早いうちから登り始めたのですが、すごい勢いで下ってくる人たちがいました。 軽装で、軽快に駆けて行きます。 何時から登り始めたらあの時間に降りて来ることができるのか疑問でした。 今思えばあれがトレイル…
(睦月寅年、優しく強いとらに抱きしめてもらった気分) 「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」 なんて痛々しいひとり芝居だったのでしょう。 辛い時ほど大丈夫なふり、幸せなふりをしてしまった苦々しい経験。 自分を粗末にしてちっとも自らを愛すること…
単行本で500ページ。 それでも最後まで飽きることない作品です。 この量を破綻なく書き上げることのできる頭脳はどうなっているのでしょうか。 そして翻訳者にも感謝します。 翻訳する人がいなければ、海外作品を読むことができません。 原文がスペイン語の…
2022年1月の予定です。年始は4日~です。10日(月)はおやすみです。営業時間:10時頃~16時頃(タップorクリックで拡大します。)読書空間 ひつじ日和
井上靖さんが現代語に訳しています。 原文も掲載、そして資料もたくさん 自伝的内容だったのですね。 苦悩や葛藤の連続だったと想像します。 さらに閉ざされたような冬の寒さに打ちひしがれていたことでしょう。 でもただ単に森鴎外がはっきりしなかった、と…
(こちらは追走) 好きなクラッシック映画のひとつに「追想」があります。 「追想」を追想してみますと… 主演のイングリット・バーグマンに〈怯えると咳込む癖〉があることが、物語のひとつの鍵でした。 寒い季節には誰しも風邪っぽくなることがあるでしょうけ…
ポール・オースターさんの作品はどれも、いったん手を付けたら最後まで読まざるを得ません。 噛みついたら目的を達成するまで離れない動物のようです。 どう頭をひねったらこのような作品が書けるのでしょうか。 同じ人間なのにどこかに決定的な違いがあるよ…
人間は(地球上の生物も)太陽の恵みだけで生きていると言っても過言ではありません。 早朝や夕方の海に行くとその恵みを受けて様々な生物がもそもそと動いていることが分かります。 レイチェル・カーソンさんのおっしゃったセンス・オブ・ワンダーです。 そし…
冬の曇り空、冷え切った空気。 ただでさえ気分がどんよりしそうな日のこと。 敢えて「イングリッシュ&アイリッシュ・マスターピース」で追い込みます。 もの好きだなあと思いますが、読書に雰囲気は重要ですよね。 この気分はかつて信州の長く厳しい冬、持て…
かつて人間は集団で生活し、分業をした方が生きやすくなると知っていました。 数万年もかけて現在のような肥大化した社会を構築しました。 それにしても肥大化し過ぎです。 その反作用として今回の疾病があります。 肥大化をさらに肥大化するために歪だらけ…
高校生の頃、新聞の記事を読んで取材内容と書かれていることがだいぶ異なるな、と思ったことがあります。 メディアには偏りがあります。 ニュースを取捨選択することだけでも偏りは発生します。 同じ事象でも視点が変われば内容も変わります。 多少なりとも…
きっかけは偶然見かけた菜根譚(さいこんたん)からの一節を用いたweb上のコラムでした。 水流任急境常静 花落雖頻意自閑 声に出して読んでみたら、なんだかすごく気持ちがいいのです。 水流急に任せて境常に静かなり、花落つること頻り(しきり)なりと雖(いえ…
ガンという病気をめぐり、医者と患者、それぞれの葛藤を描きます。 死に対する考え方の違い、生きることの意味、他者への思いやり。 死なない人はいません。 それがいつやってくるか分かる人もいません。 この2年弱は死について考える良い期間だったように思…
政治はなぜ経済や防衛のことばかりが争点になるのでしょうか。 愛や思いやりがテーマになっても良いのではないでしょうか。 手に職をつけることよりも、人格形成に重点を置いたモリー教授。 愛や思いやりに溢れた、稀有な先生です。 ALSは再会のきっかけに過…
あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願い致します。 寒風の中を空高く舞う孤高な凧。 暫しみとれてしまいました。 読書空間 ひつじ日和