2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

西加奈子 せきしろ「ダイオウイカは知らないでしょう」

タイトルに惹かれて読みました。 「ダイオウイカは知らないでしょう」 何を?って一瞬考えてしまいます。 あと最近の短歌熱もあります。 内容は良くも悪くも、と言った感じです。 最後の短歌関連エッセイは良かった。 ”たんか”と入力して変換すると”単価”と…

穂村弘「はじめての短歌」

解説(山田航氏)より「この本はただの短歌入門書ではない。短歌入門書の仮面をかぶったビジネス書である。」 ところどころ笑いながら読みました。 資本主義経済や効率の対極に位置付けられる短歌。 しかも反対側にあればあるほど良いものが生まれます。 昨今…

池田香代子「世界がもし100人の村だったら お金篇」

とてつもなく深くて幅の広い溝があるようです。 これを埋めるのはとても大変そうです。せつない。 お金は、多分、沢山もつともっと欲しくなっちゃうんでしょうね。 ある意味庶民で良かったと思います。 グローバル・タックスはやってみたら良いのではないか…

池田 香代子「世界がもし100人の村だったら 完結編」

少し前の統計ですが、さほど変わりは無いでしょう。 もしかしたら貧富の差はますます広がっている可能性はあります。 GDPの高い国=豊か と思ってしまうと、見誤ってしまう可能性があります。 豊かさとは何か、みんながしっかりと考え、定義をひとつにするこ…

福岡伸一「生命科学の静かなる革命」

読み始めて、どこかで読んだことあるな、と思いました。 確かkotoba(雑誌です)じゃなかったかな。 2014年7月号を見返したらやっぱりそうでした。 1章、2章がkotobaからで、3章がソトコト(これも雑誌です)からと最後に記載がありました。 3章では福岡ハカセが…

田坂広志「なぜ、働くのか」

たまに田坂氏の本を読んで思考のリセットをしなければと思います。 働く意義を非常に哲学的に記載しています。 具体的に何をするか、までは教えてくれません。 それを求めている方には消化不良な本なのだと思います。 分量は非常に少ないです。こういうテー…

伊藤洋一「情報の強者」

伊藤氏のラジオを聴いています。 ポッドキャストでですが。 そして諏訪出身とのことで、少し興味を持ち、本も読んでみようかと。 情報に関して、どのように入手し、どのように利用しているか、という伊藤氏の個人的な方法が記載されています。 分かりやすい…

ポール・スミザー「ポール・スミザーの気持ちがスーッとラクになる生きるヒント」

生きるヒントを植物からもらう、という本です。 43種類以上の植物たちが登場します。 ポール・スミザーさんがその植物たちの賢い生態を解説し、人間に投影します。 植物のすごさと、自然の巧妙さに驚きます。 かならずしも人間に悩みに対応させなくても良か…

カート・ヴォネカット・ジュニア「母なる夜」

第二次世界大戦の、特にホロコーストに関するものは、切ないですね。 戦争中でなければみんな絶対にしないことのはずなのに、やってしまう。 赤信号みんなで渡れば怖くない、という心理でしょうか。 「朗読者」もそうでした。 この本は、ハワード・W・キャン…

E.L.カニグズバーグ「クローディアの秘密」

タイトルは知っていたのですが、読んだことはありませんでした。 先日娘がこの本を買ってきたので読んでみました。 とても面白かった。 姉と弟、メトロポリタン美術館。 最後まで読んで、なるほど、と思います。 ”みんなのうた”のメトロポリタン美術館と関係…

東山魁夷「唐招提寺全障壁画」

先日豊田市美術館にて、この襖絵を見てきました。 圧倒されました。すごい。 そこでこの本も購入してきました。 天井が高い美術館なのと、実際の配置とは違うので、唐招提寺で見るときっともっと迫力があるのでしょう。 いつか唐招提寺で見てみたい。 東山魁…

大崎喜生「傘の自由化は可能か」

大崎氏の本はいくつか読んだことがありますが、どんな人なのかはそんなに知りませんでした。 この本を読めば、小説を書くまでのことや、好きなことなど少しわかります。 そして面白い視点を持っていることも。 読みたい本も増えました。 傘の自由化は可能か …