2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

乾くるみ「イニシエーション・ラブ」

1回目は??と思ったところがたくさんあり、終わってから少し考えこんでしまいました。2回目は前後左右のつながりを確認しながら読みました。そういう意味で2回目も楽しかったし、違った感覚を持ちました。 静岡市をご存知の方は知っている地名が多く出てき…

垣谷美雨「定年オヤジ改造計画」

他の家のことってよくわからないので、みなさんどうなのでしょうか。ここまでひどいとは思っていませんが。ちなみに我が家は結構分担してやっています。最後の方は、やればできるじゃないですか、と思いました。 定年オヤジ改造計画 (祥伝社文庫) [ 垣谷美…

大崎善生「アジアンタムブルー」

家で育てているアジアンタムが枯れてきてしまいました。何か対応策が無いかと再読しました。十分に水をあげることしかわかりませんでした。前回読んだのは10年以上前だったように記憶しています。内容はある程度しか覚えていませんでした。憂鬱には気を付け…

赤神諒「戦神」

戦国時代の豊後にいた武将、戸次鑑連(べつきあきつら)。元祖ベッキーですね。14才で初陣。しかも指揮旗を振ったらしいです。住んでいる地域の武将はなんとなく耳に入ってくるものですが、遠い地域だと知らないけれどすごい武将が多くいるんでしょうね。面白…

宮下洋一「安楽死を遂げた日本人」

難しい問題です。ただ医療が発達し、様々な手段で延命が可能な世の中です。このような形があることを知っておいても良いのではないでしょうか。尊厳死や緩和ケア等もみなが知るべき問題だと思います。この家族の場合、本音をぶつけ合い、最終的に納得できる…

中島敦「李陵・山月記」

高校の教科書に「山月記」が掲載されていました。その当時はそれほど感銘を受けませんでした。大人になってから読んだら面白くてびっくりしました。そして今回の再読です。長く生きていると面白くなる類の本ですね。中島敦さんが長生きされていたらどんな本…

清水義範「江勢物語」

清水義範さんの本は初めてです。どれも面白く読みました。古典の知識すごいですね。古典を詳しく知っているともっと面白くなるんだと思います。清水さんの10年後くらいにインドに行きました。その時もすごかったです。 江勢(えせ)物語 (角川文庫) 作者:清水 …

佐藤等「ドラッカーを読んだら会社が変わった!」

面白かったのですが、物足りなさもあります。1社についてもう少し深堀しても良いのではないでしょうか。あともう少し多面的に見ても良いかと思います。従業員、顧客の視点まで掲載されていないので独りよがりの面もまだあります。あと継続性も大事ですね。ド…

久坂部羊「廃用身」

読み始めは、医者が介護についての現状の問題を書いているのかと思っていました。後半に入りびっくり。なかなか面白い構造です。現状の医療ではこのようなことは行われているのでしょうか。もし介護が軽くなるのであれば良いのではと思います。 現在の日本の…

宮本輝「錦繍」

2019年9月2日おそらく3回目か4回目ですが、やっぱり良い本だと思いました。もしかしたら読めば読むほど良い本なのかもしれません。又は歳をとると、でしょうか。 この本を読むといつも手紙を出したくなるのですが、出す人がいません。 2015年9月14日錦繍 と…