2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

幸田文「崩れ」

46億年地球は、まるで生きているかのように表面の形を変えている。 日本列島はプレートの境界にあるため、その影響も大きい。 火山で山が出来、その山も火山で崩れ、風雪でまた崩れる。 その現場を自分の目で確認した幸田さん。面白い本でした。 小さい頃、…

新田次郎「芙蓉の人」

明治時代、今のように設備が全く無い中、富士山頂での越冬は可能なのでしょうか。しかも夜間も含めて2時間毎に気象観測をしながら。 答えは本の中にあります。 「八甲田山死の彷徨」を読んだときと同じような感情になりました。 浜松からも富士山が見えます…

谷崎潤一郎「細雪 下」

関西をこよなく愛する4姉妹の物語。ついに完結です。 それにしてもいろんなことが起きました。時代も下り坂です。それでも自分たちらしく生き抜きます。 再読してよかったと思いました。 細雪(下巻)改版 (新潮文庫) [ 谷崎潤一郎 ]価格: 781 円楽天で詳…

谷崎潤一郎「細雪 中」

一番印象に残るのが、大雨、洪水のところでしょうか。実際に神戸付近であった出来事のようです。いったいどうなってしまうのでしょうか。 東京と神戸で暮らす蒔岡家。 次第に聞こえてくる戦争の足音。それでも元気(?)に生きる四姉妹。 次はついに下巻です。…

谷崎潤一郎「細雪 上」

関西を舞台にした4姉妹の物語。 まだ上巻ですが、4姉妹(主に雪子、妙子)の動向が気になります。 文体も興味深いものがあります。 時代は昭和初期でしょうか。 ゆったりとした良い時代だと思います。 細雪(上巻)改版 (新潮文庫) [ 谷崎潤一郎 ]価格: 605 …

「量子コンピューターの基本と仕組み」

量子コンピュータの基本(概要)が理解できます。量子力学を理解しなくても、表面だけかと思いますが、簡潔に記載されています。量子コンピューターと言っても、目的によっていろんな方法があります。今後どうなって行くのでしょうか。 図解入門 よくわかる 最…

yomyom2018

しまった。2018年中にyomyom書けませんでした。 しかも2018年は一度も書いてませんでした。 2018年に読んだ本の紹介です。 夏目漱石「漱石文明論集」講演を文字化したものが多いです。 「私の個人主義」「愚見数則」が面白いです。 漱石文明論集 (岩波文庫 …