2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

BLUE

サンリオに「キキララ」というご長寿キャラクターがあります。 小さい頃、珍しく自ら欲しがった記憶があります。 ティッシュとハンカチセットを買ってもらい幼稚園へ。 もったいなくてなかなか絵と香り付きティッシュが使えませんでした。 多くの友達はピン…

いちじく

ここ数日、残暑が厳しいですね。 お休みは朝の早い時間か夕方だけ活動して、暑い時間帯はごろごろ、ぼんやり過ごしました。 果物が大好きなのですが、真夏の間は限られた種類になってしまうので、秋からがいちばん楽しみな季節です。 スーパーでは新物のりん…

武田砂鉄「偉い人ほどすぐ逃げる」

偉い人ほどすぐ逃げる。 なんとなくそう思っている人は多いのではないでしょうか。 この本を読むと、逃げてるなー、と思わず笑ってしまいます。 そして偉い人がすぐ逃げることだけを書いているわけではありません。 発言に影響力がある人達の、その発言に対…

2021年8月の予定

2021年8月の予定です。(タップorクリックで拡大します。)暑い夏がはじまりました。読書空間 ひつじ日和

児玉清「寝ても覚めても本の虫」

パネルクイズアタック25が終了するそうです。 子どもの頃、日曜日の午後になんとなく見ていたクイズ番組。 司会の方はあまり出しゃばらず、淡々とこなしていた印象です。 児玉清さんと認識したのはいつのことでしょうか。 そして児玉さんが大変な読書家と知…

時計や予定からなるべく離れていたいです。 もちろん、いろいろな現実に引き戻され、阻まれ続けていますけれど。 時間の感覚について考えはじめると尽きないものがあります。 生命体ごとに違う感覚がありそうです。 こどもたちが拾ってきて、放置されたどん…

加藤秀樹「ツルツル世界とザラザラ世界 世界二制度のすすめ」

資本主義を追求したドライな世界がツルツル、愛を持って接する世界がザラザラ、と理解しました。 いま世界は経済を回すことでキリキリ舞しているように思います。 そしてあまりにも複雑化し、誰にもその構造が分からなくなっています。 シンプルにしたくても…

雨の散歩

このところ大気が不安定な日が多かったので、おもしろい形の雲や、普段はない雲の流れをよく見かけました。 予報でこのあと強めに降ることは承知していましたが、まだ小雨ですし、少しだけなら雨の散歩も新鮮かもしれないと、近所をひと回りしました。 雨の…

赤い実、再び

「また実ったよ〜」 いただいたのはパッションフルーツ。 去年の今頃もお店の準備をしながらこうして飾り、深い赤をしみじみとながめました。 名の由来は情熱だろうと思っていたのですが、キリストの受難を意味するパッションからと知り、果実をみつめる目が…

西村佳哲「自分の仕事をつくる」

ある日本人「今度休みをもらえるのは・・」 あるイタリア人「休みをもらうって、誰から?」 働くとは?仕事とは? 主体的に働く、ということはどういうことでしょうか。 何人かのインタビューをきっかけに考えます。 インタビューは古い(1990年代)ので、3章…

ツバキ文具店2

小学生、中学生の頃、どんな文具を使っていたのか、わりと明確な記憶があります。 近所の文具店へ行くのは、ひとりでお買い物をするいい練習でした。 母からもらった小銭を握りしめ、ドキドキしながらお店の方にあいさつ。 小1の時の真っ赤な筆箱は特に大切…

小川糸「ツバキ文具店」

小学生、中学生の頃、自分でどんな文具を使っていたのか明確な記憶がありません。 近所に文具店が無かったからなのか、数少ないものを長く使っていたのだと思います。 唯一鮮明に覚えているのが、缶の筆箱です。 まっ赤な地に「ATLANTA GEORGIA」と書かれて…

秋の気配

雨の多いお休みでした。 しばし雨雲レーダーとにらめっこ。 タイミングをみつけてやっとお散歩。 パンパスグラスのたっぷりとした白い穂がゆらゆら揺れていい感じです。 お弁当を作って外で食べるだけでも気分転換になりました。 女郎花(おみなえし)は秋の七…

西川美和「その日東京駅五時二十五分発」

「その日」とは1945年8月15日。 日本国民が終戦・敗戦を知った日。 76年前の今日のできごとです。 原子爆弾による混乱に、新たな知らせが重なります。 ひきこまれて読んでしまいました。 そしてあとがきを読んでびっくり。 「吉井。壊れるときは、始まるとき…

左巻健男「暮しのなかのニセ科学」

お風呂でこどもたちがガチャガチャのカプセルにお湯を入れて遊んでいます。 カプセルにはいくつか小さな穴が空いています。 ある向きだとカプセルのお湯は穴から出てきませんが、少し傾けると出てきます。 こどもたちは面白がり、なぜ?という疑問を持ちます…

大崎善生「ドナウよ、静かに流れよ」

2001年夏。 朝刊に掲載されたその小さな記事が、大崎さんの心を少しずつ揺さぶります。 この地球上には数えきれないほどの人が住んでいて、人それぞれに外見からは見えないものを抱えて生きています。 もしかしたら本人でさえその正体は分からないのかもしれ…

宮崎駿、養老孟司「虫眼とアニ眼」

古い本です。 2000年くらいに行われた対談。 眼力が冴え渡ります。 お二人とも60歳前後の頃ですね。 ただ対談は面白いのですが、そこもう少し聞きたかった、なんてつい思ってしまうんです。 巻頭「養老さんと話して、ぼくが思ったこと」(宮崎駿) 巻末「見え…

佐野洋子「死ぬ気まんまん」

ガンで2年の余命宣告を受けた佐野さん。 「私は闘病記が大嫌いだ。そらからガンと壮絶な闘いをする人も大嫌いだ。ガリガリにやせて、現場で死ぬなら本望という人も大嫌いである。」 あっけらかんとしたエッセイと対談です。 でもその裏にはきっと様々な感情…

自由

暑くて気怠い午後のことです。 偶然見たメディアアーティスト落合陽一さんと俳優の森山未來さんの対談動画。 「環世界の遠近法 時間と空間 計算機自然と芸術」 ん? 冒頭から頭の中に?がいっぱいになりつつも、なにやら興味をそそられます。 この感じの話は…

佐伯泰英「惜櫟荘(せきれきそう)だより」

吉田五十八さん、佐伯泰英さん。 お二人のことをこの本で初めて知りました。 吉田さんは建築家。 佐伯さんは時代小説家。 岩波書店の創設者、岩波茂雄さんが吉田五十八さんに依頼して熱海に建てた別荘。 惜櫟荘。 完成は昭和16年。 その惜櫟荘を佐伯さんが買…

森と湖と

外の気温はただ今32℃。 このところお客さまとのご挨拶は「暑いですね〜」が定番です。 少しでも涼やかな気分になるために手にとったのはこちらの小画集。 日本画家、東山魁夷さんが北欧を旅された時のものです。 森と湖、静寂、短い夏、ひっそりした町並み、…

フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか

(長野県小海町の松原湖。小海はフィンランドとの交流が盛んです。) ひつじ日和もだいたい4時までのお店なので勝手に親近感を持ちました。 フィンランドのシンプルな生き方にとても共感します。 厳しい自然と共に生きるとみなこうなるのかな。 簡単に翻訳でき…