2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

蓬台浩明「吉田松陰の言葉に学ぶ 本気の生きざま」

吉田松陰のことを少し知りたくて読みました。 なんと著者は浜松の都田建設の社長さん(蓬台氏)でした。 いろいろと気になる会社です。 かなり勉強をされている社長さんなので、きっと会社の雰囲気も良いのでしょう。 この本には吉田松陰の名言が37個載ってい…

ロレッタ・ナポリオーニ「イスラム国」

第二次世界大戦後、大国により蹂躙された地域で、まだ正常に戻っていない地域の一つ。 だからこそ台頭してきたイスラム国。 その成り立ちを詳しく、でも解りやすく書いています。 単なる恐怖だけのテロ国家ではないことがわかります。 ポリオの予防接種も受…

池上彰・森達也「マスコミの大問題」

マスコミの使命、どうあるべきかから、日本のマスコミの問題点、ニュースへの接し方、など多岐にわたった対談集。 最近対談集はどうなんだろう、と思っていましたが、これは良い本だと思います。 この二人の立ち位置だからこその視点ですね。 マスコミの使命…

鴨長明「方丈記」

先日、中日新聞のこどもウィークリーにも掲載されていました。 地位や名誉、物をいくら所有しても心平穏に暮すことはできない。 方丈の家に住まい、簡素な生活を実践した者だけに理解できることがある。 現代も同じではないでしょうか。 どんな時代でも人間…

池上彰「世界の新常識」

世界の新常識、というタイトルで??と思いました。 読んでみると、池上氏が訪れたいろんな都市に関する歴史が学べるエッセイです。 各都市、国の歴史、特に近代史が面白い。 切り口が良いですね。 タイトル次第でもっと関心が高くなると思います。 個人的に…

宮本輝「命の器」

宮本輝さんのエッセイ。 本をよく読み、おそらく新聞も読んでいるでしょう、そして自分の頭で考えているからこその文章です。 少し古いのですが、今もそう思うことばかりです。 読みたい本も増えました。 新装版 命の器 (講談社文庫) [ 宮本 輝 ]価格: 649…

吉本ばなな「白河夜船」

ふわふわとしている感じがばななさんらしかった。 この3つの中では「夜と夜の旅人」が好きでした。 白河夜船の由来も面白いですね。 福武文庫版で読みました。 白河夜船 (新潮文庫 新潮文庫) [ 吉本 ばなな ]価格: 539 円楽天で詳細を見る 吉本ばなな「白…

山岡正義「魂の商人 石田梅岩が語ったこと」

石田梅岩という名前を、ここのところ何回か聞くことがありました。 どんな人か知りたくて、まずはこの本から。 著者の山岡氏は経営コンサルタントです。 日本全国いろんな会社を見て、良い会社の条件は石田梅岩にありそうだとのこと。 石田梅岩の思想を軸に…

司馬遼太郎「項羽と劉邦 下」

連戦連勝の武の項羽に対し、いつも逃げ腰だけれど、側近の智に助けられた劉邦。 圧倒的に項羽が強かったのに、いつの間にか形勢が逆転します。 オセロゲームのように。 その原因は項羽の聞く耳を持たない姿勢だったり、略奪を許すような兵の管理方法だったり…

司馬遼太郎「項羽と劉邦 中」

項羽軍が秦を滅ぼします。 それからの出来事。 劉邦は滑稽ですらあります。 それに対し、項羽は力で押してきます。 劉邦には個性ある人達が集まってきます。 半分はその人たちの物語ですね。 下巻も楽しみです。 項羽と劉邦 中 (新潮文庫 しー9-32 新潮文庫…