2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

井上明美「知らずにまちがえている敬語」

正しい敬語が身についている人は魅力的ですね。 たびたび読んで再確認しなければ。 読むたびに、なるほと、と思います。 「~のほう」はたまに使ってしまっていると思います。 「よろしかったでしょうか」は最近あまり使われなくなったでしょうか。 知らずに…

河邑厚徳「エンデの遺言」

お金は、生まれた時からそこにあるものです。 感覚では、お金からお金を生み出すことがバブル経済とその破綻の原因になっているのは感じていました。 しかし、利子が自然界では異常なことだという認識は全く持っていませんでした。 目から鱗とはこのことです…

映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

精神の年齢と、見た目の年齢が乖離していくのは、本当に辛いことだと思います。 特に精神が成熟してくる後半は。 だからベンジャミンは、あのような選択をしたのだと思いました。 そしてそれはきっと正しい選択だったに違いありません。 人生は長く生きれば…

安部司「食品の裏側」

資本主義は、食料品ができるだけ安いことを要求します。 労働力が高くなることにつながってしまうからです。 添加物は、資本主義経済の中では当然であり、避けられないものなんですね。 とは言っても、みんなが要求しなければ、減っていくこともまた資本主義…

渡邉格「田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」」

菌、パンを軸に、地域の循環型社会を実現していこうとする、パン屋さんの物語。 これからが楽しみです。 著者は、マルクスを読んで、資本主義を分かりやすく理解している。 他にもいろいろと本を読んでいますね。 それを自分なりに噛み砕き、考え、実行して…

新美南吉「新美南吉童話集」

新美南吉さんの作品は「ごん狐」くらいしか知りませんでした。 知人に勧められて読みました。 すごく良い本でした。 人間の正しさを描いていると思います。 時代が進んでいっても忘れてはいけないもの。 そういうものがこの本には詰まっていると思います。 …

小塚博「きょうから直したい言葉遣い」

読んでいて、なるほどな、と思うところと、反省する部分とありました。 特に敬語は常日頃から意識して遣わないといけません。 元々、「させていただく」を詳しく知りたくて読みました。 きれいな日本語をみんなで話したいですね。 ここ数年「小春日和」を春…

埴沙萠「足元の小宇宙」

植物は動けないのに、すごいことをしますね。 動けないから、出来るようになったのでしょうか。 そのすごい瞬間をしっかりと観察して、写真に収めます。 根気と愛が必要です。 奥様の野菜人形もすばらしいです。 足元の小宇宙 82歳の植物生態写真家が見つめ…

水村美苗「日本語が亡びるとき」

世界共通語としての英語の勢いが、インターネットの力を借りてどんどん増していく。 漢字(音読み、訓読み)、カタカナ、ひらがなと豊かな表現力を持つ日本語が、どんどん衰退している感じを受ける。 それはそもそも、読む、という機会が少ないからではないか…

さだまさし「本気で言いたいことがある」

今も続いているんでしょうか。 大晦日、NHKでさださんがおしゃべりしていました。 はがきと、さださん自身だけの番組。 おそらく予算的には非常に安いものだと思います。 それを見ていたら、ユーモアと知恵と知識が豊富な人だと思いました。 だからこの本を…

トーマス・マン「ベニスに死す」

「レパントの海戦」「地図のない道」など、ベネチアに関する本を最近読みました。 だからなのか、読みたい本の一つでした。 大筋は面白い内容です。 そんなことも時にはあるかもしれません。 死が救いになります。 細部ではとても難しい表現もあり、なかなか…

塩野七生「日本人へ リーダー篇」

イタリアから、そんなに日本に対する情報の無い中で、 しかもローマ帝国を知り尽くしている方が、日本のことを書き尽くす。 外交、政治、と言う視点で。 興味深く読みました。 10年くらい前の執筆ですが、なるほど、と思うことがたくさんあります。 日本人へ…

飯島正広「モグラの生活」

またもや、うちのちびっこが借りてきた本。 世の中知らないことばかりです。 モグラのことにつていも、何にも知らないんだな、と思いました。 ページ数は少ないですが、これを撮影するにはかなりの時間を要していると思います。 やるき、根気に脱帽です。 キ…

小山昇「強い会社はどんな営業をやっているのか?」

とても読みやすく、解りやすく書いてあります。 業種によっては自分なりにアレンジしなければならないことがありますが、 それでもいくつかは実行しようと思います。 こういう本はいくつかでも実行できる内容があればいいですよね。 強い会社はどんな営業を…

サマセット・モーム「雨・赤毛」

うーん。思わずうなってしまう短編3つ。 モームさんは宗教に対してシニカルな感じですね。 どの短編も最後までぐいぐいと読者を惹きつけます。 この先どうなるんだろう。 そこで一気に結末へと向かいます。 そこで唸り声が出てしまうわけです。 新しくなった…

「遺伝子力」

人間の体って、本人は意識していないのに、いろんな、とても精巧な機能を持っています。 すごいなぁ、って感心します。 その機能はほとんど遺伝子によって操作されます。 でもその遺伝子のことについては良く解っていないことがたくさんあります。 解ってい…

養老孟司「超バカの壁」

もう長い間生きてきた方が、その考え方を表明するのは気持ちが良いものです。 大筋においてその通りだと思います。 全ての問題において、再考したいと思います。 「バカの壁」と「超バカの壁」の前に「死の壁」という本があったのですね。 こっちを先に読ん…

「作家の手紙」

秋だからなのか、図書館の特設コーナーで、手紙に関する特集をしていました。 そこで出会った本。 さすが、文筆家さんたちは面白い手紙を思いつきます。 笑いあり、涙あり。 メールよりも手紙がいいですね。そしてできれば手書きが。 誰かに何か書きたい人は…