2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

左巻健男「ウンチのうんちく」

腸内細菌のことについて知りたくて、調べていたらこの本に行きあたりました。 うんちのことだけでなく、消化、吸収に関する様々なことが掲載されています。 ・宿便は存在しない。 ダイエットの広告に要注意。 ・腸内には1,000種類、100兆個程度の最近がいる…

中島ちさ子「人生を変える「数学」そして「音楽」」

平均律について詳しく知りたくて読みました。 ただ、音楽と数学がどっぷり関係している箇所は少なく(7章、8章)、どちらかというと接するスタンスとして似ている、という内容でした。 音楽の数学的要素をもう少し深く知りたかったんですが・・。 それでも、な…

さつき と めい

他にどんな使い方があるんでしょうか。 独り暮らしをしていた時に、上に住んでいた何回も同じ学年をやっている人が、 「トイレって斜めにたたくときれいにスパッと割れるんだよ」 と言っていました。 本当かどうか確かめたことがないので、あれから20年以上…

ポール・オースター「ミスター・ヴァーティゴ」

空を飛ぶ? 出だしはいつものオースターさんとは違う作品かと思いました。 でも読み続けて思ったのは、芯は一緒だと思いました。 誰もがかかえる愛する人間を失う痛み。 うまくいかない焦燥感。 でも悪いことは長くは続かない。 かと言って良いことばかりで…

野上弥生子「秀吉と利休」

利休と秀吉の関係を、想像も交えて書いた本。 利休自害の理由は、本当は分かっていないものの、この本の通りであってもおかしくはないかもしれません。 山上宗二が秀吉と再び面会する場面から、だんだんせつなくなってきます。 秀吉は本当は自信がない人だっ…

コニー・ウィリス「犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」

2回目だったからなのか、さらに面白さが増していました。 あっちへ行ったり、こっちに来たり。あれがああなって、これがこうなって。それに歴史が重なります。 書いているときによく混乱しないものだと感心しました。 後半は続きが読みたくてうずうずします…

樋口隆一「バッハ カラー版作曲家の生涯」

歳を重ねるにつれバッハの良さが身にしみます。 どうしてでしょうか。音楽理論は分かりませんが、基本の繰り返しみたいな感じが、人間もそうだな、と歳を取って思うからでしょうか。 バッハは生前はそんなに名声が高くなかったんですね。300年近く経った今、…

キャサリン・サンソム「東京に暮す」

戦前の日本の様子や、日本人の民族性が興味深いです。 謙虚で、他人を優先する優しい日本人。 子供や家を大事にし、なんでも風呂敷で包んでしまう。 今ではかなりの乖離があります。 キャサリンさんはどう思うかな。 それからどうして戦争なんてしちゃったん…