2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

エジンバラ

行ったことのある場所で多分いちばん高い緯度の場所、エジンバラ。旧市街の古い建物がいい雰囲気。「地球の歩き方」の案内表記が間違っていてなかなか宿に辿り着けないという、苦い思い出付きの街。若い女がふたり、日が暮れてきた時のあの心細さはよく覚え…

ドキュメント御嶽山大噴火

2014年9月27日土曜日。秋晴れ。絶好の登山日和です。3000mありながら比較的に容易に登ることのできる御嶽山。あまり経験が無い人達もたくさん頂上を目指しました。 火山性地震は少し気になる程度。かといってまだ規制をかけるほどではありません。 そんな中…

2023年9月の予定

2023年9月の予定です。 営業日 水、木、金曜日 10時頃~16時頃 おやすみ 土、日、月、火曜日 ・静かな空間づくりにご協力ください。 ・本のみを目的としたご来店も歓迎します。 (お席をご利用の場合はお飲み物をご注文いただけますとうれしいです。) 読書空間…

ツベルクリン反応

小学生の時です。当時は学校で集団予防接種をやっていました。少し恐怖を感じながら順番待ちをし、先に終えた笑顔友達を羨まし気にながめていました。。中には泣いてしまう子も。 はんこ注射(BCG)の時です。なぜか受けなくて良い事になりました。免除された…

植物の体の中では何が起こっているのか

植物には不思議がいっぱいです。同じ種類の花が同時に咲いたり。葉っぱを水に浸しておくと根が出たり。茎を途中で切ってもまた芽が出てきたり。 何年か前、胡瓜の苗を植えたその夜、強風が吹いて茎が折れてしまいました。皮一枚程度でつながっている状態です…

そろそろ、秋分

夏のお疲れは大丈夫ですか。まだ昼間は暑すぎてぐったりなのでのろのろ夕方から。夏至の頃と比べると2時間も早い5時過ぎの海へ。海だ〜!とひとしきりはしゃいだ後は、家族のそれぞれがしばらくの間無言で、それぞれの海時間を味わいました。次第に頭の中が…

徒然草

「京都で読む徒然草」を浜松で読みました。古典の授業で出会った兼好法師は、正直お説教くさいな〜と思っていました。 もし徒然草が、経験や歳を重ねた分だけ面白いと感じられるようにできているとしたら。今の自分がよくわかってしまう、おそろしくも愉快な…

三浦丈典「こっそりごっそりまちをかえよう。」

世界中の人がアメリカ人と同じような浪費生活を行うとすれば、地球が5.6個必要です。10年前の本なので、今はもしかしたら7個分くらい必要になっているかもしれません。 そんな状況を街をテーマに思考実験をしながら学ぶことができます。 例えば「歩いて行け…

ないもの、あります

謎の会社、クラフト・エヴィング商會。この会社がありそうでないものを作ってしまいます。 例えば、地獄耳。例えば、思う壺。 欲しいものもあれば、それほどと思う物もいくつか。 一度使ってみたいのは「おかんむり」。人々の反応を観察してみたいです。 こ…

浅生鴨「どこでもない場所」

クリスマスの日に海外で道に迷ったり、小学生から残念な人だと言われたり、初めて歯医者に行ったり、飛行機や新幹線で背もたれを倒せない浅生鴨さん。経歴豊かで、充実そうな人生を送っていらっしゃいます。でもその裏では様々な葛藤がありました。若い頃か…

大石直紀「杉原千畝」

杉原千畝のやったことが概要的に理解できる本でした。外務省の許可なくあの枚数のビザを発行することはとてつもない勇気が必要です。きっと葛藤があったことでしょう。そして時代が混乱していることも後押ししているように思います。 杉原千畝と同様に称賛さ…

重陽の節句

(着せ綿) 9月9日、重陽の節句といえば菊の花。まだ暑いので旧暦でないとしっくりこないかなと思いきや、ふんわり着せ綿の淡い色に秋の気分が高まりました。 もしかしたらと、森下典子さんの「好日絵巻」を開いてみますと、やはり秋のページに菊の香や着せ綿…

佐藤泰志「海炭市叙景」

世の中の景気が良くなると、古いものは捨てられ、新しいものが採用されます。それは街並みも一緒です。古きものは解体され、打ち捨てられます。より大きいもの、より力のあるものに取って代わられてしまいます。小さく弱いものは生存できません。現在の地方…

光芒

南アルプス市の辺りでサーっと光の梯子が降りてきました。「12ヶ月のお天気図鑑」によりますと、どうやら「光芒 こうぼう」に当てはまりそう。太陽を隠した雲の隙間を通って光のすじが広がりました。 空を眺める楽しみは地味ですが結構いいことがあります。…

三木那由他「言葉の展望台」

何かを頼んでくるときに、「先生、先生」とごまをするようにお願いしてくる人が苦手でした。先生と持ち上げておけば何でも聞いてくれそう、と思われていたのかもしれません。ちっとも先生ではないのに。 三木那由他さんも「先生」という言葉にもやもやしてい…

頼むから静かにしてくれ2

「頼むから静かにしてくれ」と叫びたいかわりに、書棚のこのタイトルを凝視したのはこの前の春休み。さて、この夏休みはというとリズムよく過ぎ去った感じで、叫びたくはなりませんでした。めでたし。 レイモンド・カーヴァーさんの短編集「頼むから静かにし…

ジル・ボルト・テイラー「奇跡の脳」

人間の体は不思議なことばかりですが、その中でも脳は突出して神秘的です。何かがインプットされると瞬時に働いてアウトプットします。特に感情のようなものはどのような原理から来ているのでしょうか。 まだ未知な部分が多い脳ですが、脳科学者であればわか…