人間の体は不思議なことばかりですが、その中でも脳は突出して神秘的です。
何かがインプットされると瞬時に働いてアウトプットします。
特に感情のようなものはどのような原理から来ているのでしょうか。
まだ未知な部分が多い脳ですが、脳科学者であればわかっていることも多いでしょう。
その脳科学者が脳内で出血してしまいました。
次第に低下する機能。
動かない体、話せない言葉。
それらを冷静に観察します。
復活後に書かれたのがこの本です。
脳が障害を起こしているのに、それを詳細に記憶しておくのはとても困難だったに違いありません。
普通の人であったら障害を起こしていることにも気が付いていないかもしれません。
少なくとも誰かに連絡することくらいは覚えていたいものです。
後半は若干スピリチュアル的な要素が入っています。
右脳だけの世界には興味があります。
ジル・ボルト・テイラー「奇跡の脳 脳科学者の脳が壊れたとき」
読書空間 ひつじ日和