2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

kotoba 2014年夏号

読み応え満点。 ロックフェラー大学の研究者に、これだけの話を聞ける機会はそうそうないと思います。 現在どんな研究がなされているのか、小さなエリアかもしれませんが俯瞰的に眺められる本です。 分子生物学の分野は、わかってきたこともたくさんあるけれ…

ニコラス・スパークス「きみに読む物語」

きみに読む物語は、自分たちの物語であり、シンプルな愛の物語。 しかし、誰にでも出来ることではありません。 14年という月日をどうやって過ごせばいいんでしょうか。 モンテ・クリスト伯のエドモン・ダンテスも14年もの間、幽閉されていました。 想像し難…

養老孟司 隈研吾「日本人はどう住まうべきか?」

建築については全く無知ですが、面白く読みました。 養老さんも隈さんも考え方や視点が独特です。 プレハブ住宅は40%が宣伝費。 それはなんとなく感じますよね。 そんなに特別に良いもの使ってないのにそれなりの価格ですし。 住まいにはいろんな人の考え方…

キャリー・マリス「マリス博士の奇想天外な人生」

奇想天外という言葉がぴたりです。 ノーベル賞受賞者の中で一番不思議な人なんじゃないでしょうか。 PCRの発想は、生きていく中で大切なことだと思います。 タネを明かせば誰でも思いつけそうなんだけれど誰も思いつかない。 科学者らしからぬ内容もたくさん…

脱獄

無実の罪で牢屋に入れられるのですが、いろんな経緯を経て脱獄に至る物語を読みました。 14年も拘置されていたんです。 アレクサンドル・デュマ「モンテ・クリスト伯」 脱獄するのは序盤です。 長い長い物語。でも面白い話でした。 無実の罪で牢屋に入れられ…

瀬尾まいこ「おしまいのデート」

瀬尾さんの作品はどれものどかです。 死んじゃう人とか出てくるのに。 とぼけた感じのキャラクター達が良い味を出します。 短編集です。 ささっと読めますので、何かの空き時間にどうでしょうか。 おしまいのデート (集英社文庫) 作者:瀬尾 まいこ 集英社 Am…

ソトコト 2014年8月号

「ソーシャルなデザイン」のことはよくわかりませんが、小商いをやっている人たちに感動し、応援したくなりました。 特に行商鞄屋さん、リヤカー鯛焼きやさん。 ・ギターと旅するボルネオ ・食が変われば、未来が変わる。 は読んで考えるべき身近な問題だと…

矢崎良一「挑戦者たち」

野球、特に高校野球は見ていてとても面白いです。 しかしその裏にある人間ドラマはもっと面白い。 熱闘甲子園も裏側をクローズアップしているんだと思います。 この本は、高校野球に関係のある監督の人生を追います。 どういう挫折や成功があってここまで来…

アレクサンドル・デュマ「モンテ・クリスト伯(四)~(七)」

2014年の夏の自己課題図書です。 舞台は18世紀。 現在のような通信手段や交通手段はありません。 どうやって現状を把握出来たのでしょうか。 人間の悪いところを全部集めた物語。 すごいスケールとパワーを持っています。 最後は行きすぎじゃないかとも思い…

アレクサンドル・デュマ「モンテ・クリスト伯(三)」

点が線になり、線が面になっていくような感じがします。 そこでそうつながるのか・・・。 人の名前をしっかり覚えておかないとこんがらがっちゃいます。 モンテ・クリスト伯(全7冊セット) (岩波文庫) 作者:アレクサンドル・デュマ 岩波書店 Amazon アレク…

アレクサンドル・デュマ「モンテ・クリスト伯(一)(二)」

夏の自己課題図書として読み始めました。 かつては、「アンナ・カレーニナ」「荒涼館」等を課題図書にしたことがあります。 岩波のワイド版で読みだしました。 文字が大きくて読みやすいですね。 視力は悪くありませんが。 さて内容ですが、はっきり言って、…