2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

新渡戸稲造「武士道」

武士道における重要な考え方を体系的に述べています。 義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義・克己・切腹 など。 もともとは英語の本で、海外に向けて書いてあります。 そのためか、海外の思想との比較がありますが、その比較が日本人(特に現代の日本人)には難し…

池上彰「そうだったのか!現代史 パート2」

歴史を知る、とは様々な分野の知識も獲得することになります。 特に、原子爆弾の原理、水爆とは何か、原子力発電の種類等々、 理系の人でもなるほどと思うことがたくさんあります。 もちろん、各国、各地域の歴史から学ぶこともたくさんあります。 この本が…

あたらしい憲法のはなし

六 戦争の放棄 そこで今度の憲法では、日本の国が、決して二度と戦争をしないように、二つのことを決めました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、一切持たないということです。これから先日本には、陸軍も海軍も空軍もない…

赤川次郎「三毛猫ホームズの遠眼鏡」

中学生の時に三毛猫ホームズシリーズを数冊読んだくらいで、その後離れていました。 30年ぶりくらいに赤川氏の文章を読んだことになります。 すごくすっきりする内容です。 おそらくのどのに刺さった骨みたいに、なんとなく違和感を覚えていたことを、ズバリ…

池上彰「そうだったのか!日本現代史」

現代史を知る機会は、学生時代はあまりありませんでした。 どこの学校もそうでしょうか。 戦後の日本の歴史を知ることで、今後どうあるべきかが見えてくるんだと思います。 安保関連法案は強行採決されてしまいましたが、同じようなことが繰り返されています…

池上彰「そうだったのか!朝鮮半島」

東西冷戦のために分裂しまった国はどこも統一されていますが、未だに朝鮮半島は分裂したままです。 各国の歴史を興味深く読みました。 やっぱり同じ民族なのだから統一されるべきです。 そしてその後押しは日本だからこそできるのではないでしょうか。 アメ…

宮本輝「螢川・泥の河」

戦後、どんなことをしても生きて行かなければならない時代。 そこには子供だって、その小さな心を痛めながら生きて行かなければならなかったんです。 この時代の人たちのやさしさは、こういうところから来ているのではないでしょうか。 川を舞台にした、子供…

宮本輝「錦繍」

錦繍 という文字が良く似合う物語です。 人間は時々、本心とは違ったことを言ったり、行動をしてしまったりします。 それが大切な人の前であればあるほど。 手紙というものは、時間をかけられるので、その影響が少なくなります。 手紙って良いですね。 読書…

城山三郎「落日燃ゆ」

日本は憲法第9条の解釈を変更しようとしています。 本当にそれで良いのでしょうか。 この本を読むとそのヒントが隠されている気がします。 たとえ誰かが平和的に、外交にて解決しようとしても、軍事力を持っているとどうしてもその力で解決したくなるもので…

マイケル・ブース「英国一家、ますます日本を食べる」

前作、”英国一家、日本を食べる”に引き続き、コミカルなのに深いという面白い本でした。 2冊で1冊と考えた方が良いですね。上、下巻。 時系列はばらばらですが。 基本調味料について、やっぱりこれにはコストをかけるべきだと思います。 まず美味しさが違い…

村上春樹「女のいない男たち」

なぜこのタイトルか、まえがきを読んでみてください。 なるほど。 そして読み終えて、なるほど。 どの作品も先が気になってつい読んでしまいます。 少し怖い感じのものもありますね。 誰もが満たされない何かを抱えて生きています。 確か、北海道の実在の地…