2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

音楽

気分転換、整える、落ち着く、元気を出す…気付けばいつも私は音楽に頼っています。 店内音楽も開店当初から色々試してみましたが、本屋らしい雰囲気と空間を守ってくれるクラッシックがやっぱり安心。可もなく不可もなく。中庸な安定感をキープできたらいい…

川上和人「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」

子どもたちに人気がある恐竜。怪獣との違いは実際に地球上に存在していた生物であること。あんな大きなものがどうやって生活していたのでしょうか。想像力と好奇心を刺激します。 いつも愉快な文章を書く川上和人さん。実は鳥類学者なんです。学者とは思えな…

白洲信哉「白洲家の流儀」

おじいちゃんが白洲次郎、小林秀雄、おばあちゃんが白洲正子。それだけでも何か出てきそうです。 それに加えて細川護熙元首相公設秘書。お正月とゴールデンウィークと夏休みが一気にきてしまったような状況です。 それでもわりと普通に育てられた白洲信也さ…

2024年5月の予定

2024年5月の予定です。 営業日 水、木、金曜日 10時頃~16時頃 おやすみ 土、日、月、火曜日 5月3日はおやすみです。 ・静かな空間づくりにご協力ください。 ・本のみを目的としたご来店も歓迎します。 (お席をご利用の場合はお飲み物をご注文いただけますと…

CD

かつてあんなにたくさんあった我が家のCDは、10年位前に整理処分して現在はとても少ない枚数です。音楽配信サービスを利用することもあるのですがCDも結局は聴きたい。 そんな中、既存のミニコンポのCDが取り出せなくなるという故障が発生。ぐるり回って再び…

小田嶋隆「小田嶋隆のコラムの向こう側」

何かを始めるときには独りがいいと常々思っています。複数人であったり、スタートアップ共有場所であったりはできるだけ避けた方が可能性が高まるのではと思っています。 完全に否定するのではなく、それはそれで良い所もあるかと思いますが、独りで考えつく…

2024年4月の予定

2024年4月の予定です。 営業日 水、木、金曜日 10時頃~16時頃 おやすみ 土、日、月、火曜日 ・静かな空間づくりにご協力ください。 ・本のみを目的としたご来店も歓迎します。 (お席をご利用の場合はお飲み物をご注文いただけますとうれしいです。) 読書空間…

店舗案内

読書空間 ひつじ日和 店舗案内 静岡県浜松市にある小さな書店です。 喫茶も可能です。 ひとりの時間をお楽しみください。

伊坂幸太郎「逆ソクラテス」

世の中は認知バイアス(決めつけ)にあふれています。同じ誕生月の人が同じ運命で無いように、同じ属性だからといって同じ人は一人もいません。 争いや差別の根源の一つにもなっていそうです。 できるだけ排除したいのですが、不完全である人間にはとても難し…

ひつじ日和の想い

はじめまして「読書空間 ひつじ日和」と申します。浜松城から少し歩いた辺りにひっそり開けているとても小さな本屋です。 のんびりお茶をいただきながらほっとひと息あなたを満たすひと時に本もそばにあったらうれしい。 おでかけの時読んでも、読まなくても…

The Chopin Project

アーティストへの敬意と感謝の気持ちを込めて、昨年末の演奏会で購入しました。ツアータイトルのアルバムではないのですが、ピンときたこちらを選びました。 何度リピートしても飽きないのが不思議。都度、慰められ満たされた気持ちになります。「それもまた…

リチャード・プレストン「ホット・ゾーン」

ウイルスはこの世の中の至る所に存在します。その多くは人間にとって無害なものばかり。むしろ長い間共存してきました。遺伝子的にも融合しています。ある研究によると人間の遺伝子の10%はウイルスの遺伝子ではないかと言われています。 時には強毒化するウ…

カウテル・アディミ「アルジェリア、シャラ通りの小さな書店」

「富」という言葉から何を連想するでしょうか。おそらく金銭的なものを挙げる人が多いかと思います。 カウテル・アディミさんはこの本に「われらの富」というタイトルを付けました。この本の中の富は本であり出版であり、自由であり、人間関係です。 1900年…

読書

本好きにもいろいろなタイプの方がいらっしゃいますよね。私の場合は「まあ好き」で、「めちゃくちゃ好き」ではないくらいの感覚です。 小さな頃から意識せずとも近くにあったという感じ。本のある空間は落ち着くから好き。散歩以外の外出時に何か一冊、読ん…

辛酸なめ子「大人のコミュニケーション術」

独自の世界観をお持ちの辛酸なめ子さん。じわじわと湧いてくるような面白さです。 飲み会に行くんだけれど早く帰りたかったり。年賀状を1,300枚も出したり。(大半が宛先不明で返ってくる)ラインには何日も何も届かなかったり。モテるエッセンスを飲んでみた…

森田真生 編 岡潔「数学する人生」

世捨て人のような数学者、岡潔。数学で偉大な功績を残し、文化勲章を受章した後、唐突に世の中に対し発信を始めます。 唯物主義、個人主義が行き過ぎ、生きる喜びを失おうとしている日本人に対しての警鐘でした。 本来の意味とは異なるのですが「情緒」とい…

執事

夫といつもの買い出しの車内、最近は「ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たち」を聴いています。 英語によるインタビューですので、こんなこと言ってたんじゃないかと、後で日本語訳と答え合わせするのが(大まちがい!も含めて)楽しいひと時。リス…

小田嶋隆「東京四次元紀行」

探偵をやっている、という人に会ったことがあります。組織に属し、何かの依頼に対して調査をしていたようです。よくあるのは就職の内示を出す前の調査だとか。その人の出身地に行って近所の人に評判を聞いていたみたいです。世の中はそんなふうに回っている…

「発掘捏造」

人間はどうして不正や捏造をしてしまうのでしょうか。自動車の検査、研究論文、食品偽装、建築物の耐震計算偽造、政治資金。近年だけも数多くの問題が指摘されています。 いくつかの原因が考えられます。個人的名誉、利益、圧力、評価。 やはり強すぎる競争…

小笠山 六枚屏風

(鳥居に頭を下げ元気に出発) よく晴れた春の日、身近にありながら今まで何も知らなかった掛川の小笠山を歩いてきました。写真集「生命輝く 小笠山の四季」の作者で「小笠山を愛する協議会」の代表にガイドをしていただき、小笠山の豊かさにたっぷり触れてき…

武田砂鉄「べつに怒ってない」

あまり動かず、ぼーっとし、何か変なことを考え続けている印象の武田砂鉄さん。きっとどこかに行くよりも部屋に籠っている方が好きに違いありません。 しようと思ったけどできなかったこと、よくわからないけれどひとまず考えてしまったことが集まった本です…

つばた英子・つばたしゅういち「ときをためる暮らし」

太陽が無ければ生きていけない人類。消費するだけではなく全員が生産する側になる必要があります。生産とは太陽の恵みを人間が利用できる形にすること。野菜や果物を育てることなどもそれにあたります。 80代でも元気に畑仕事をするつばた夫妻。自分たちだけ…