2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ダライ・ラマ法王14世/池上彰「これからの日本、経済より大切なこと」

誰もが幸せを感じながら生きたいはずです。 少なくとも不幸を喜ぶ人はいないのではないかと。 「幸せ」という言葉は曖昧です。 幸せになるために「豊かさ」を求めているような気もします。 「豊かさ」も曖昧です。 「豊かさ」で最初にイメージするのは金銭的…

ゆるす

最近よく目にしたキーワード「ゆるす」 許す?赦す…かな。 この著者の「愛するとは怖れを手ばなすこと」を読んだのは十数年前。 その時、大きな恵みを受け取りました。 その続きに偶然出会いました。 ふさわしいタイミングが来たのでしょうか。 自分自身をゆ…

角田光代「さがしもの」

最近は電車やバスに乗るとスマートフォンを見ている人が多いです。 でも中には読書をしている人がいて、何を読んでいるのか覗き見してみたくなります。(見ませんが・・) もうだいぶ前のこと。 飲食店で食事が提供される前に本を読んでいたら、店員さんに何を…

森博嗣「道なき未知」

庭に鉄道を敷いてしまう森さん。 旋盤やフライス盤を操り、ジャイロでバランスを取るモノレールまで自作してしまいます。 ほぼ人と接することは無く、仕事の予定も2年くらい先まで決めてしまいます。 執筆活動は主に冬。 プログラムされているようで、実はと…

プーシキン「大尉の娘」

舞台は1700年代のロシア。 エカテリーナ二世の時代です。 オスマン帝国との戦争で疲弊した農民は不満を抱えます。 そんな中プガチョーフという人が農奴を解放しようと反乱を起こします。 急激に勢力を拡大しかなりの領土を手に入れます。 乱れている時代に起…

2022年10月の予定

2022年10月の予定です。営業時間:10時頃~16時頃おやすみ:土曜日・日曜日・祝日(10日) 21日金曜日はおやすみです。また10月31日より営業時間を変更します。営業日:水・木・金曜日 10時頃~16時頃おやすみ:土・日・月・火曜日書籍目的だけのご来店も大歓…

微睡

夢で思いがけない人に会いました。 あまりにもリアルな感覚。 覚醒したら途端に全て忘れてしまう。 どうか夢がこのまま続きますように。 必死にまぶたを閉じたのに、意識が戻るのが哀しかった。 ある明け方の出来事が「あとは切手を一枚、貼るだけ」の雰囲気…

ヨシタケシンスケ「思わず考えちゃう」

先日思わず考えちゃうことがありました。 ある公衆トイレにこんな張り紙が。 いったい誰がどんな目的で魚をさばくのでしょうか。 バーベキューの人。 家の台所を汚したくない人。 キャンプカーで日本全国を旅している人。 釣った魚があまりにも美味しそうで…

北村薫、宮部みゆき編「名短編、ここにあり」

最近、冷凍室が霜でいっぱいになる冷蔵庫はあまり見かけなくなりました。 冷やす仕組みが違うからなんですね。 霜取りはとても面倒なのですが、氷が溶ける様子には見入ってしまいます。 特に夏の暑い日には成果がすぐに分かります。 扇風機を回して暖かい風…

森沢明夫「大事なことほど小声でささやく」

読書空間 ひつじ日和はどこにあるのかとても分かりにくいみたいです。 表通りには小さな看板しかないので、歩いている人でも気が付かないこともあります。 この本にでてくる「スナックひばり」の看板も表札みたいに小さなものです。 「お客さんに気づいても…

オージャス

(エネルギーがあふれ出てそう⁈な火口) オージャスとは、インドで古くから伝承されてきたアーユルヴェーダによりますと、私たちの内側にある「生命エネルギー」のことだそうです。 オージャスにあふれた人は健康でハッピー。 身のまわりの輝いている人はみん…

ジョン・パウエル「響きの科学」

この世界は音で溢れています。 鳥やカラスの声、車の音、風が何かを揺らす音、遠くの方でするホワイトノイズのような音。 同じ空気の振動なのに音楽はすぐにそれと分かります。 ただの物理現象なのに心を揺さぶられます。 それもほんの数分で。 音楽を科学的…

ヴァレリー・ハブス「ぼくの羊をさがして」

主人公は羊ではなく、犬でした。 牧羊犬、ボーダーコリーの子犬です。 昔、白い秋田犬を飼っていたことがあります。 ある日首輪を外してどこかへ行ってしまいました。 あまり懸命に探した覚えはありません。 お腹を空かせて帰って来るだろう、と。 予想通り…

小川洋子「科学の扉をノックする」

海辺を散歩していたときのことです。 波が引いている時に何か動くものを見つけました。 すぐに砂にかくれてしまいます。 小石を生物と間違えてしまったのかも。 そう思っているとまた動きました。 今度は砂を掘ってみます。 やっぱりちいさな生物でした。 調…

梨木 香歩「やがて満ちてくる光の」

この世界の現象は波の動きをしていたり、波で表されるものがあります。 お腹や頭の痛みも波があります。 スポーツをやっていると好不調の波を感じます。 気分も波と言います。 仕事をしているとなぜか同じタイミングでたくさんの事が押し寄せます。 まるで大…

十三夜

(こちらは上弦さん) 「中秋の名月だけを愛でるのは片月見だから、後の名月にあたる十三夜のお月見をお忘れなく」と聞きました。 月の呼び名もいろいろ、ああややこしい。 忘れものなく季節を過ごすのは何やら大変そうですねぇ。 芋名月(先月の十五夜)栗名月(…

堀江敏幸「その姿の消し方」

もう何年も前ですが、古道具屋さんでとても古いハガキを購入したことがあります。 セピア色のひつじの写真にとても惹かれ、全く読めない文字からも想像力を掻き立てる何かがありました。 いつの時代に誰が何を書いたのでしょうか。 同じように古いハガキをき…