2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

捨てる贅沢

放っておけばどこまでもダラダラしてしまいそうな暑さですね。シャキーンとするためにドミニク・ローホーさんの「捨てる贅沢」の力を借りてみようかな。 そうそう、片付けは終わりがないもの。片付けを通じて得ることは物理的に物が減る以上に、心のあり方の…

うみの しほ「俳人 松島十湖の痛快人生」

二宮尊徳の報徳思想は、現在の行き過ぎた資本主義を是正するためのヒントになると思っています。人間が心豊かに生きていく知恵ではないかと。 その報徳思想が遠州地方にも浸透していると知った時は驚きました。 松島十湖もその一人。俳人というよりも、思想…

dB(デシベル)

今朝はこちらに起こされました(泣)そんな所にとまらないで〜。鼓膜に振動をしっかり感じる近さ。ジージーからのシムシム!何デシベル? (騒音注意)音のみ(0.6MB) ここをクリックorタップしてください。 動画付き(26MB) ここをクリックorタップしてください。…

白洲正子「西行」

今も昔も人気のある西行さん。その理由は自由人であったことでしょうか。そして自然をこよなく愛します。自由であることは難しく、特に現代の方がとても困難なのでしょう。自由であることは全てを引き受けることでもあります。 西行の魅力を余すことなく伝え…

怒らないこと

〈おだやかに人の話を聴くには心を観る、自分を観る〉できそうでなかなかできないですよねぇ。 何か判断している自分に気づくたび、心の中で自分自身にツッコミを入れてみています。ツッコミどころがいっぱいで笑えます。どうかありのままそのままに、事象に…

マーク・ボイル「ぼくはテクノロジーを使わずに生きることにした」

先日東京へ行く用事があり、電車に乗りました。誰もかれもが下を向いて小さな画面を見ています。歩くときもその行動がやめられないようです。 頭上には青い空と白い雲があり、近くには川も流れていますし海もあります。 テクノロジーは人間が便利に生きてく…

2024年7月の予定

2024年7月の予定です。 中旬から夕方営業のみとなります。金曜日、土曜日の17時~20時です。(9月末頃までを予定) ※本をご注文いただいているお客様へ:上記時間帯でのご来店が難しい場合、ご連絡いただければ対応します。TEL:070-4013-8539e-mail:hitsujib…

ドミニク・チェン「未来をつくる言葉」

普段何気なく遣っている言葉。コミュニケーションをとるための方法の一つです。 世界には多種多様な言語があり、それを覚えないと伝え合うことが難しくなります。でも拙くても伝えようとすれば伝わることも事実です。 同じ言語を話していても伝わらないこと…

歩くこと

ひつじ日和には駐車場がありませんので、必然的に「歩く人」によくお会いします。車社会の浜松では珍しいことかもしれません。わざわざお店に立ち寄ってくださる方がいらっしゃることは、本当に有り難いことです。 「歩くことを選択する」エピソードには人そ…

辻信一「よきことはカタツムリのように」

日本はこれからどんどん人口が減少していきます。今までのような社会構造では成り立ちません。 例えば翌日に届く物流。頻繁に来るバスや電車、タクシー。24時間営業のコンビニエンスストアやファミリーレストラン。 ゆっくりやれば良いのだと思います。今ま…

マーク・ヴァンホーナッカー「グッド・フライト、グッド・ナイト」

飛行機の窓から見える景色は楽しいものです。日本では信じられないくらい大きい畑。誰もいない大地や海。時折感じることのできる人の営み。 着陸や離陸の時、車の流れや街並みを見ていると、ここにずっと暮らしている人がいることの不思議さを感じることも。…

不完全

イタリアに住んでいた経験のある方から、三番目の言語として学ぶイタリア語についてのあれこれを聞いた日でした。 ジュンパ・ラヒリさんの「べつの言葉で」というエッセイに目がとまりました。母語のベンガル語や英語ではなく、響きに特別な親しさを感じ、あ…

吉田篤弘「針がとぶ」

吉田篤弘さんの作品はいつも柔らかい何かに包まれているような感じがします。 不思議な人々、へんてこりんな物、特徴のある土地、彷徨いながらもなんとなくつながっていくエピソード。電球が切れたり、針がとんだりすると何かが起こりそう。時間も空間も飛び…

黄昏時のひつじ日和

今年も暑い夏ですね〜。しばらくの間、ひつじ日和の営業日時を(金)(土)夕方17時〜20時にします。 7月19日(金)20日(土)からです。秋には(9月のどこかで)戻す予定です。黄昏時のひつじ日和。よろしくお願い致します。 ※本をご予約いただいたお客さまへ上記の日…

怠惰

ずっとこのまま。そんな風に思った瞬間がありますか。たしか、人生の中で何度かあります。ずっとこのままというわけにもいかないし、ずっとこのままじゃないからいいんですけれどね。 そんなことを考えていたら目にとまった詩。 火曜日になすべきことを 一度…

斎藤幸平「ゼロからの「資本論」」

ここ10年くらいで近所の小商いのお店がほとんどなくなってしまいました。海苔巻きといなり寿司のお店。お肉屋さん。八百屋さん。お総菜屋さん。 理由ははやり資本主義経済に飲み込まれてしまったことが大きいのでは、と思います。 資本主義経済は何が必要か…

ティムール・ヴィルメシュ「帰ってきたヒトラー」

今この時代にヒトラーが現れたらどのように思い、行動するのか。面白い思考実験です。 見たくないものにはフタをしてしまいがちです。そして正しい認識がなされず、同じ過ちを繰り返してしまう原因にもなってしまいます。このような本が出版されることの意義…

ジョルジュ・サンド愛の食卓

ショパンの恋人として名を知ったジョルジュ・サンド。その素顔を少しでも知りたい気持ちで手に取りました。 生まれや育ちの環境から貴族的なものと庶民的なもの双方を解し、人が中年になってから対峙するであろうさまざまな感情や状況に、十代にしてふれるこ…

佐久間裕美子「Weの市民革命」

かつてベッドの中から平和を訴える人たちがいました。「ベッドから革命を始めるんだ」と歌い上げた人がいました。 革命は過激な方法や言葉だけではなくてもできる可能性があります。 何かおかしいな、こうなったらいいな、と思った時、行動することに意味が…

日詰一幸「時代の変わり目の静岡」

静岡県はとても住みやすい場所だと思います。海もあり、山もあります。東京にも名古屋にも2時間以内で行くことができます。冬は温暖でほとんど雪が降りません。夏は暑いですが。農作物も豊富です。人口も多く、産業もたくさんあります。 でも若者は静岡を離…