かつてベッドの中から平和を訴える人たちがいました。
「ベッドから革命を始めるんだ」と歌い上げた人がいました。
革命は過激な方法や言葉だけではなくてもできる可能性があります。
何かおかしいな、こうなったらいいな、と思った時、行動することに意味があります。
例えば環境に悪影響を与える企業や人に優しくない企業からは何も買わない。
誠実ではない政治家には投票しない。
皆が見向きもせず通り過ぎていくゴミを拾う。
すぐには何も変わることが無いと分かっていても。
この本の中に登場する人々のように。
きっといつか少しずつ変化が現れることでしょう。
ささやかながら良い知らせが届くことがあります。
それが積み重なった時、気が付くとすっかり変わってしまったと思うのではないでしょうか。
その時はじまりはあの時だったということが分かるはずです。
佐久間裕美子「Weの市民革命」
読書空間 ひつじ日和