2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

うさこちゃん

ごきげんでいるとごきげんなことがやってくるって本当ですね。うさこちゃんがお似合いのお客さまも♪いい11月だったな〜。 読書空間 ひつじ日和

誠実

あるところに、古い物を扱うひっそりと誰が来るのか不思議な感じの、ひつじ日和と似た雰囲気のお店がありました。長年続ける秘訣をお店の方に尋ねてみたことがあります。「いろんな日があるけれど誠実に開け続けることかな。」と教えて下さいました。 〈誠実…

2023年11月の予定

2023年11月の予定です。 営業日 水、木、金曜日 10時頃~16時頃 おやすみ 土、日、月、火曜日 ・静かな空間づくりにご協力ください。 ・本のみを目的としたご来店も歓迎します。 (お席をご利用の場合はお飲み物をご注文いただけますとうれしいです。) 読書空…

孤独を生きる

孤独に生きた人は過去にもたくさんいます。そして魅力的な人ばかりです。鴨長明、ヘンリー・デビッド・ソロー、良寛さん。現在、ポツンと一軒家に住む人や、山中でスモールハウスに住む人々もきっとそうに違いありません。 孤独な時間は、人間の心を少しだけ…

弱いつながり

社会人になりたての頃、新聞くらい読め、ニュースくらい見ろ、と盛んに言われました。当時はそういうものかと新聞にはできるだけ目を通すようにしていました。 ある時、ニュースに接しない生活をしたらどうなるのだろう、と思い、新聞もテレビも見ない時期が…

お茶ワーク(番外編)

「私なりのお茶ワーク番外編」を報告します。山肌の「茶」の文字が目印の粟ヶ岳に、友人たちとハイキングしてきました。急勾配の茶畑が登り口。日程を決めた瞬間から心が喜んでいるのがよくわかりました。カレンダーには大きくひと文字、山! まさかこのメン…

数学者列伝

古今東西の数学者の人生を、藤原正彦さんが掘り起こします。 藤原正彦さんは数学史の本を読んでも、「業績紹介に重点がおかれていて、人間象は浮かばなかった」とおっしゃいます。また伝記も「履歴書のようなものであったり、腑に落ちない憶測が多かったり」…

原田マハ「サロメ」

1890年代ロンドン。人気絶頂のオスカー・ワイルド。独特のスケッチが瞬く間に世間に知れ渡り、一気に階段を駆け上がるオーブリー・ピアズリー。(今見ても不思議な絵です)オーブリーのために行動する姉、メイベル。オスカー・ワイルドの友人アルフレッド・ダ…

香川

和三盆の小さなお菓子をいただきました。細やかできれいだな。食べられないや。きちんと並んでいる姿を忘れないように。讃岐の国に古くから伝わる技のようです。 もったいなくて食べられない〜と言いながらも、やっぱり食べる(笑) やさしい甘さが口に広がる…

夏目漱石「二百十日・野分」

定期的に読みたくなる夏目漱石。「漱石先生ぞな、もし」で読みたい気持ちが加速してしまいました。 特にこの二作品(「二百十日」「野分」)を。 夏目漱石の権力や地位に対する批判的な思想を垣間見ることのできる作品です。 「二百十日」の圭さんは言いました…

白鯨の行方

長くて、時には難しく、時には愉快に進む本でした。白鯨の話はほんの少し。あとは捕鯨に関する豆知識がたくさん詰まった本でした。歴史、宗教、地理、科学、航海、捕鯨・解体技術等々。小説というよりは、当時(1800年代中盤)の捕鯨に関するエッセイみたいな…

夫婦の話

漱石は何かあると鏡子夫人に「オタンチンパレオロガス」と言ってからかったみたいだよと、夫さんが楽しげに話してきました。 はあ?何語じゃ? 調べると確かに「吾輩は猫である」の中にもありました。ほんの一部なら学校で習ったのかもしれないけど、全く覚…

読書

若い頃、このままで良いのか、という漠然とした不安感を持った時に本を読んでいたことがあります。読んだからと言ってすぐに何かが変わったわけではなりませんが。 それでも長い時間軸で考えると、ああそうか、と思うことが多くなったように思います。 スポ…

朝焼け

カーテン越しの光がいつもより赤いな。急いでベランダに出てみるとこんな空でした。南天にはピンク色の雲に包まれた半月。朝日を浴びると快眠できるらしいですね。確かにストンと眠りに落ちました。朝方のあの強烈な嵐には、さすがに起こされてしまいました…

(南極でなくとも極端な経験は覚醒を促す) 泣くつもりはなかったのに涙、涙。バーナデットは高慢で嫌な女かと思いきや、それは誰の内にもあるだろう弱さの裏返し。こんなポンコツな親でいいのかと悩む気持ちはみな同じかな。映画館ってなんて素晴らしい感情浄…

学び

人類がここまで文明を発達させてきた大きな理由の一つが「学び」でしょう。学び、他人に伝え、改良が加えられます。それを学んだ人がまた工夫をし、螺旋階段を上るようにゆっくりと変化していきます。 人間には学ぶことに対する喜びが備わっています。方って…

ご一緒に

志田島園さんのお茶が美味しすぎて、私の飲み物首位はお茶になってしまったけれど、夫と出会って以来長らく親しんでいるこちらのコーヒーもやはりいいものだなあ。秋だからかな。朝日が差し込む窓辺でひつじちゃんと一緒に。ひつじちゃんは十七歳。真白にお…