2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

獅子文六「コーヒーと恋愛」

何気なく読み始めて、時代が古いことに驚きました。 昭和30年代に新聞連載されていた小説だそうです。 テレビが珍しく、コーヒーも庶民に知れ渡り、海外旅行は選ばれた人だけ、と言った背景が分かります。 コーヒーに関してはいろいろと出てきますが、恋愛は…

スティーヴン・キング「ゴールデンボーイ」

久々に読みました、スティーヴン・キング氏。 「刑務所のリタ・ヘイワース」は、映画「ショーシャンクの空に」の原作です。 映画も良かったけれど、原作も良いですね。 「ゴールデンボーイ」はどんな作品か知らず、手さぐりで読み始めました。 どこへ行くん…

枡野俊明「美しい人をつくる「所作」の基本」

いろいろと考えさせられる、良い本だと思います。 背筋を伸ばして、日々、丁寧に生きて行かなければ。 そのヒントが書かれています。 やはり情報に囲まれた時代なので、少し制限するくらいがちょうどよいんだと思います。 そして自分の頭でしっかり考えるこ…

福岡伸一「世界は分けてもわからない」

2015/7/13 視線はなぜ感じるのか。 ランゲルハンス島の周りで作られる酵素は。 コルティジャーネの謎。 モザイク、マッハ・バンド。 全てがスペクターの話に繋がってゆきます。 視線は本当にそういう理屈で感じるのでしょうか。 2014/10/27 博学な福岡博士。…

サイモン・シン「フェルマーの最終定理」

300年以上誰にも証明できなかったものを、どうやって証明するに至ったか。 フェルマーの時代よりもさらに前、古代ギリシャまで遡り、数学の歴史とともに大きな証明をの謎を紐解いてゆきます。 数学をちょっとかじったことのある人なら理解でき面白い内容だと…

ウィリアム・サマセット・モーム「マウントドレイゴ卿/パーティの前に」

モームの短編集。 6編入っています。 どれも、どうなっちゃうんだろう、と続きが気になります。 短編なのですぐに読めるのも良いですね。 名手、モームです。 「雨」は、今日は雨模様なのでちょうど良いです。 暑さはありませんが。 南の島の湿度たっぷりの…

森絵都「宇宙のみなしご」

確か屋根に登るシーンがあったな、と思いながら、詳細を忘れてしまったのでまた読みました。 何回目かになりますが、最初に読んだ時が一番良かったと思います。 姉弟の関係とか、友達との関係とか、そういうのは感心しました。 屋根って中学生くらいには魅力…