2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

教皇フランシスコ「回勅 ラウダート・シ ともに暮らす家を大切に」

質素な生活を好む教皇フランシスコ。 貧困と地球環境の問題は深く結びついており、人々の行動がこの二つを解決に導く、と訴えます。 教皇の就任式のときにも「就任式には来なくいい、ローマに行く飛行機代は貧しい人々に寄付して欲しい」と表明したそうです…

読書の木

「千夜千冊エディション」とは、松岡正剛さんのブックナビゲーション「千夜千冊」から加筆修正され、テーマ別の見方と読み方で独自に構成された文庫オリジナルシリーズ。その中からまず「心とトラウマ」に挑戦してみました。 長い歳月をかけて松岡さんが育て…

MASTERキートン

のんびりとした見た目で、ご近所さんからも無職のぱっとしない人というイメージを持たれてしまう平賀=キートン・太一。本当は知力と体力に優れています。希望の大学教授にはなかなかなれず、アルバイト的な保険の調査ばかり。 ある日英国王室からの依頼が舞…

2024年9月の予定

2024年9月の予定です。 前半は金曜日、土曜日の17時~20時です。後半は水曜日~金曜日の10時~16時です。 ・静かな空間づくりにご協力ください。・本のみを目的としたご来店も歓迎します。 (お席をご利用の場合はお飲み物をご注文いただけますとうれしいです…

バーナード・リーチ「日本絵日記」

日本で陶芸を覚えたバーナード・リーチ。イギリスに戻り、戦争を終え、昭和28年に来日します。66歳のことです。 その時の日記がこの本になりました。 当時、急速に西洋化していく日本の様子がすこしだけわかります。そのことに対してバーナード・リーチが嘆…

いつものひつじ日和

9月も暑い日が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。こちらは今週から昼間の時間に戻っております。いつものひつじ日和もどうぞよろしくお願い致します。 黄昏時のひつじ日和ではいつもと違う雰囲気を楽しんでいただけたようです。来年もサ…

梨田莉利子「暮らしは楽しくエシカルに。」

人類の活動の結果、地球が悲鳴をあげているのではないかと思えるこの頃。実際は地球はへっちゃらで困るのは人類の方なのでしょう。 今後エシカルは必須の時代を迎えます。 やろうと思ってもやっぱり楽しくなければ続きません。どうやって良いかもわからない…

アクティブレスト

ゴロゴロ寝転んでいたら「アクティブレスト」という言葉が耳に入ってきました。 「積極的にダラダラ休もう♪」なのかと思いきや違った意味でした。疲れている時こそ軽い散歩やストレッチをした方が循環も良くなって結果的に身体も軽く感じるとのこと。 わかっ…

トーマス・トウェイツ「人間をお休みしてヤギになってみた結果」

人間は本当はヤギみたいに自由なんだ、と感じることのできる本。 定職に就いていなくたって、途中で約束を少し変えてしまったって、それを報告し忘れてしまったって、行動する意思があれば何だってできてしまいます。 人間をお休みしてヤギになる。(ひつじじ…

斎藤幸平+松本卓也「コモンの「自治」論」

世の中のちょっとした違和感を突き詰めていくと、行き当たるのが行き過ぎた資本主義経済です。 政治、経済、教育、医療、産業、農業・・・。 これをどう改善していくべきか。そのヒントが満載の本です。 重要なのは個々人がちいさな選択を積み重ねていくこと…

西村佳哲「いま、地方で生きるということ」

何かと対比されがちな首都圏と地方。メリットとデメリットは表裏一体です。 刺激を求める人は首都圏がよいでしょう。ただ金銭的には自由が利きません。また生きていく資源を外(地方)に依存しているため、何か起こると大変です。 圧倒的に生活しやすいのは地…

読むこと

本は読みますけど空気は読みません。 普段から空気を読める人は、時には、ご自身のためにそんな風に言えるとよいかな。な〜んて思いまして。 空気を読めない人は、本も読んだ方がよかったりして。やわらかめに刺してますかね。 実際には、空気は読むけど本は…

川上浩司「ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか? ~不便益という発想」

数年前3日くらいの停電を経験しました。確かに不便なこともたくさんありましたが、夜の散歩での星空のきれいさと、暗いのなら寝てしまえ、ということで、健康的だったように思います。 不便の中にも良いことがあります。それを川上浩司さんは不便益と名付け…

カルヴィン・トムキンズ「優雅な生活が最高の復讐である」

「優雅な生活が最高の復讐である」とはスペインのことわざだそうです。 復讐という言葉は強すぎですが、言いたいことは「他人を気にするな」ということではないでしょうか。誰に何を言われてもニコニコ暮らしていた方が幸せに違いありません。 さて、ジェラ…

満足

自分で自分を満たすことのできる人は素敵だと思います。 あるところまで体験すれば、どんな刺激もさほど変わりはないもの。取っ替え引っ替えされているだけの装飾は、飽きます。 限りある時の中で、他者や外側から何かを奪ってやり過ごすのではなく、自分の…

川口葉子「本のお茶」

静岡県に初めて来た季節は春。海を見に行くと暑くて何か飲みたくなりました。自動販売機の前で考えます。暑いときに甘いものは・・・。ミネラルウォーターはまだ売っていない時代でした。もう選択の余地はありません。缶の緑茶です。 ガタン、パキッ、ぐびぐ…

伊藤亜紗「感性でよむ西洋美術」

人はなぜ絵を描いたり、石を削ったりするのでしょうか。文章を書いたり、作曲したりするように、やむにやまれぬ理由があるように思います。 当初はきっと誰かに見てもらおうなんて考えていないかもしれません。社会生活に伴い、誰かの視線を意識するようにな…