2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャック・ロンドン「世界が若かったころ」

ジャック・ロンドンといえば「火を熾す」。 初めて読んだときに衝撃を受けました。 この本でも「たき火」というタイトルで収録されています。 7つの短編のどれも先が気になり読んでしまいました。 子ども向けなんでしょうか。 字が大きくて読みやすいです。 …

お店を開けました

昨日からお店を開けはじめました。 虹が出ていました。 今日(28日)も9時頃~15時頃まで開ける予定です。 土日はおやすみです。 8月31日は工事が入るので未定です。 (11時頃から開けられるかも) 開いている時は「OPEN」が出ています。 ゆっくり読書はいかがで…

米原真理「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」

米原さんは9歳から14歳までプラハで生活していました。 授業はロシア語。 昭和34年。 凄い経験値です。 米原さんがプラハ時代、学校で仲良くしていた個性的な3人のことを書いています。 ギリシャ、ルーマニア、旧ユーゴスラビア。 30年後再会はできるのでし…

松村圭一郎「はみだしの人類学」

面白そうだな、と思って読み始めたのですが、本当に面白い本でした。 そういう視点は持っていなかったなぁ、と。 「わたし」「自分」とは? 「わたし」とはパズルのピースみたいなものです。 周りのピースがあるからこそ形が確定します。 なるほど。 接する…

寺田寅彦「柿の種」

日々思いついたあれこれを短い文章で綴ったエッセイです。 一つ一つの文章はすぐに読めます。 ただその視点というか考察というか考え方が非常に面白い。 佐藤雅彦さんとダブります。 お二人とも理系と文系、科学と芸術という両方の要素を持っています。 だか…

夏の暑さにも

工事が終了しました。 皆さんの職人技、本当にすごいです。 ありがとうございます。 ・保健所に食料品営業許可の申請に行きました。数日後に検査です。 ・クレジットカードの支払いができるように申請しました。 カードリーダーが早速届きました。 ・本の整…

南木佳士「海へ」

「阿弥陀堂だより」以降、何作か読んでいる南木佳士さん。 何かがゆっくりと浸透していくようです。 山に住んでいた人間は海に対してすごく興味があります。 生命は海から発生したからでしょうか。 単調のようで、同じ波はひとつもありません。 海へ (文春文…

吉田篤弘「京都で考えた」

言葉に関する本が続きました。 偶然です。 吉田篤弘さんの本は独特の雰囲気を持っています。 なぜそんな雰囲気が出せるのでしょうか。 答えはこの本の中に。 吉田さんの頭の中を少し覗き見してしまったようです。 「フィンガーボウルの話のつづき」を読みた…

藤原智美「ネットで「つながる」ことの耐えられない軽さ」

言葉に対する考察です。 現在、書き言葉からSNSに代表される「ネットことば」に移行している。 かつてはなし言葉から書き言葉に移行したような大きな大転換期にいる。 というのが本の内容です。 著者の藤原氏は書き言葉を大切にしたい、と考えています。 ぼ…

宮本輝「五千回の生死」

宮本輝さんの小説はどれも好きです。 うまく説明はできないのですが。 村上春樹さんがおっしゃっていたと思います。 「読んだ後にその人の立ち位置が変わったと思える小説が良い小説だ」 宮本輝さんの小説にあてはまると思っています。 短編9つ。 「バケツの…

藤田一照「ブッダが教える愉快な生き方」

「四門出遊」を調べていて出会った本です。 仏教のことよりも「学び方」を記載している本です。 学校的な学びではなく、人生を豊かにするための学び方です。 幼い子が自然に何かを学んでいくように。 老・病・死はそれ自体無くすのではなく、深く理解し、受…

夏目漱石「虞美人草」

漱石さんの本はだいぶ読んだと思っていましたが、この本はまだ読んでいませんでした。 現代に発行されたとするとただの恋愛に関する小説になってしまいそうですが、なぜか面白いです。時代が違うからでしょうか。 初期の作品です。 肩に力が入っているような…

ゆっくり前進

久しぶりにお店のことです。 前回、このままでは食品営業許可が出ない、というところで止まっていました。 2ヶ月も経過していたのですね。 見積は何とかなる金額でした。 保健所に相談に行きました。要件は満たしています。 工事を進めることにしました。 水…