吉田篤弘「京都で考えた」

 

言葉に関する本が続きました。
偶然です。
 
吉田篤弘さんの本は独特の雰囲気を持っています。
なぜそんな雰囲気が出せるのでしょうか。
答えはこの本の中に。
吉田さんの頭の中を少し覗き見してしまったようです。
 
「フィンガーボウルの話のつづき」を読みたくなりました。
 
”デジタル技術の恩恵のひとつはノイズの除去だったが、いざノイズがなくなった映像や音楽に触れてみると、じつは、あのノイズの方にこそ、記憶すべき何ものかーー物事のぬくもりや微妙な感触といったものが含まれていると気づいたのだった”
 

吉田篤弘「京都で考えた」

 

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