2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

距離感

人とのおつきあいで大切にしていることはありますか。信頼や尊敬があって、距離感の感覚が合う人がいたら幸せですね。 先日、遠くの友人から久しぶりの連絡がありました。近くて遠いという状態が自然に両立しているというのは、有り難いことなんだなとあらた…

西研「しあわせの哲学」

誰もがしあわせに生きたいと思っているはずです。とってもしあわせ、になる必要はないかもしれませんが、小さなしあわせを感じて生きていくことは大切なことでもあります。 しあわせっていったい何なのでしょうか。お金がたくさんあることでしょうか。有名に…

2024年7月の予定

2024年7月の予定です。 営業日 水、木、金曜日 10時頃~16時頃 おやすみ 土、日、月、火曜日 7月11日は晴天の場合は14時頃までの営業です。 ・静かな空間づくりにご協力ください。 ・本のみを目的としたご来店も歓迎します。 (お席をご利用の場合はお飲み物…

梅の話

梅の季節になると梅干しを作れるようになりたいな。せめて梅漬けくらいはやってみたいと毎年思います。 父方も母方も祖母たちは梅干しを作ってくれていました。あれを超える美味しい梅干しはもう手に入らない。幸い梅の実を頂く機会はわりとある。それなのに…

2024年6月の予定

2024年6月の予定です。 営業日 水、木、金曜日 10時頃~16時頃 おやすみ 土、日、月、火曜日 ・静かな空間づくりにご協力ください。 ・本のみを目的としたご来店も歓迎します。 (お席をご利用の場合はお飲み物をご注文いただけますとうれしいです。) 読書空間…

SNS

そういえば、ひつじ日和は流行りのSNSを使用していません。きっと向かないだろうなという正直な心の声に従い、ホームページ代わりのブログのみを夫婦で気楽にやっています。お客さまも心の豊かさや精神の喜びを求めるような方が多くいらしてうれしいです。 S…

原田マハ「リーチ先生」

民芸(民藝)という言葉からはチェーンのお蕎麦屋さんの建物や骨董みたいなイメージをしてしまいがちですが、元々の意味は全く違うものです。 大正時代、普段使用している道具から何かを感じた人たちがいました。白樺派と呼ばれるグループです。その中心人物が…

店舗案内

読書空間 ひつじ日和 店舗案内 静岡県浜松市にある小さな書店です。 喫茶も可能です。 ひとりの時間をお楽しみください。

M・L・ステッドマン「海を照らす光」

海と空が溶け合ってしまう夜。そんな中を船で進む気持ちはどんなものなのでしょうか。 船舶を安全に導く灯台。現在はLED等が使用され、無人で運用されています。 でもかつては灯台守が火を灯し、海を照らしました。 オーストラリアの南西にある小さな無人島…

ひつじ日和の想い

はじめまして「読書空間 ひつじ日和」と申します。浜松城から少し歩いた辺りにひっそり開けているとても小さな本屋です。 のんびりお茶をいただきながらほっとひと息あなたを満たすひと時に本もそばにあったらうれしい。 おでかけの時読んでも、読まなくても…

紫水晶

紫水晶=アメシスト 水晶に微量の鉄イオンが混入し、自然由来の放射線の影響を受けて結晶構造に狂いが生じると紫に色づくのだそうです。紫が濃い方が高価らしいですが淡い紫も素敵です。 石の辞典で紫水晶のページを眺めていたら、子供の頃に好きだった「赤…

「この国の不寛容の果てに」

人間は誰でも失敗をするし完璧ではありません。行き過ぎた資本主義社会では少しの失敗も許されないような空気がないでしょうか。 精密機械でさえ多少の遊びが無いと動きません。機械に遊びが必要なんですがから人間ならなおさらです。 寛容さは余裕がないと…

若松英輔「ひとりだと感じたときあなたは探していた言葉に出会う」

読書の楽しみの一つに「言葉に出会う」が挙げられます。感心したり、共感したり。 状況が異なれば同じ言葉を読んでも同じように感じるとは限りません。体調なり心の状態なり環境なりに左右されます。 それでもその出会いは貴重で、また一つ豊かになった気持…

祈り

寝る前のひとときはなるべくゆったり過ごしたいですよね。軽いストレッチや簡単なヨガをするのが習慣になっています。ある晩、末っ子ちゃんが隣で真似をしてきました。 ほどよく眠たくなる時間帯、余計なことを考えられない状態がいい感じに作用したのかな。…

稲本正「脳と森から学ぶ日本の未来」

経済的な追及をなかなかやめられない日本。人間が幸せに生きていくためには経済はそこまで必要がありません。 人類が自然や人々からの搾取をやめるための方法、共生進化。来し方を振り返り、行く末を提示する壮大な内容です。 机上の空論ではなく、実際に体…

「まちを楽しむ「別視点」入門」

何も楽しいことが無い、と思っていた街でも、違った角度から見ることで楽しい場所に変わります。その具体的な方法と、事例を掲載している本。 源流は赤瀬川源平さんにあるのではないでしょうか。植物ワイパーに感激したものです。 マニアではありませんが、…

ヴィパッサナー

〈瑞々しい感受性で知覚したものを無感動に見送って捨てる。心に妄想があればこの世は甘美に映りその幻に割愛が起こる。〉 「ヴィパッサナー瞑想の言葉」の中で、そ〜んなこと言ったってできないだろうなと、疑問に感じていた一節です。喜びや美をせっかく感…

エーリヒ・ケストナー「飛ぶ教室」

エーリヒ・ケストナー「飛ぶ教室」とサリンジャー「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の雰囲気が似ているな、と思いながら読みました。 共通点・クリスマス前の数日間の出来事。・学校の寮での集団生活。・10代の少年(たち)の悩みや葛藤を描いている。 年齢が…

木村草太「憲法学者の思考法」

例えばインターネット上の情報を得たときに、そんなことがあるんだ、と思ったことも、1次情報を確認してみると正反対の印象を持つことがあります。 伝聞だけでの判断の危うさ。 SNS時代には、その情報量の多さから正確な内容を確認することはとても困難に思…