2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ミシマ社編「THE BOOKS green」

最初はただの本の紹介か、くらいに思っていたのですが、読んでいるうちに読みたい本が増えて困ってしまいました。 本屋さんだけあって紹介文が上手なんです。 具体的な内容を避けながら興味を持っていただく方法って難しいんですけれど。 中高生向けとのこと…

瀧森古都「たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える」

読書初心者向けです。 本をたくさん読んでいる方にとっては少し物足りなさを感じるかもしれません。 さて、明日世界が滅びることが分かっていて、今日リンゴの木を植えるでしょか。 ぼくは植えません。 ただその精神は理解できます。 たとえ明日、世界が滅び…

遠藤周作「海と毒薬」

遠藤周作さんの本、たまに読むと、すごいな、と思います。実際にあったことを基にしているようです。時代だからなのか、人間とはこういうものなのか。戦争中であっても地位や名誉を追求する人々。そのためには手段を選ばない。たとえ人の命が粗末にされよう…

古物商標識プレート

古物商を取得し店舗で営業する場合は標識プレートを設置しなければならないという法律があります。 早速作りました。 前回は警察での斡旋先で注文しました。 今回はAmazonで探しました。 金曜日に注文して即日発送、月曜日に郵便で届きました。 安くて早い!…

寄藤文平「元素生活」

普段は意識しない元素。人間にとってかなり重要な働きをします。でもそこにあると言われても見えません。内容を読んでもその時は理解したつもりでページを閉じると忘却の彼方。寄藤さんのイラストだけでも楽しいです。「ウンココロ」「アホウドリの糞ででき…

藻谷浩介・NHK広島取材班「里山資本主義」

人間の活動の源は全て太陽と地球の恵みが基となっています。地球に降り注いだ46億年分の太陽のエネルギーを現在の人間が利用しています。それ以上のものを得ることはできません。里山資本主義は、その太陽と地球の恵みを、小さなエリアでの平衡状態を保ち、…

ローベルト・ゼーターラー「ある一生」

著者はウィーン生まれ。オーストリアの本は初めてかな。新潮クレスト・ブックスは様々な国の良い本が多い気がします。なぜでしょう。ホームページを見てみました。「世界のあちこちで日々生まれている新鮮で上質な作品の数々を、内容にまさるとも劣らないブ…

植村直己「極北に駆ける」

小学生の時、体育館で映画を観ました。世界各地の山を登り、最後にマッキンリーで消息を絶った人のお話でした。衝撃的でした。植村直己、という名前を知ったのはその時です。植村さんの本を読むのは初めて。この本はグリーンランドのエスキモーと1年間暮らし…

瀬尾まいこ「卵の緒」

小学校4年の息子が、なぜか熱心に読書をしています。中村航「リレキショ」群ようこ「かもめ食堂」1日1冊のペースで読んでいます。どうなってしまったんでしょう。昨夜手に取ったのがこの本。内容についていろいろと聞いてくるので読んでおかなければ。泣けま…

古物商許可証

警察から連絡があり、古物商許可証(書籍)を受け取りに行ってきました。 おおよそ3週間でした。 こんな許可証でしたっけ? すっかり忘れてしまっています。 忘れることは天才的です。 10年前もそうでしたが積極的に買い取りするわけではありませんし、古書組…

今野晴貴「ブラック企業」

今野氏のエッセイをWEB上で見ています。ここ数ヶ月でも大活躍です。(新型コロナ関連雇止め等で)応援したいと思いました。どんな本を書いているか調べたところこの本がそうだったんですね。ブラック企業は日本人全員でなんとかしなければならない問題です。そ…

上り坂、下り坂、まさか

食品営業許可を申請に行きました。 10年前に一度許可を貰っているので、簡単に貰えるだろう、と高を括っていました。 ところが。 このままでは許可いただけないことが判明。 まさかの坂を転げ落ちそうでした。 さて、どうしましょう。 ぼくらが考えてもどう…

ブレイディみかこ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

話題になっていたことは知っていましたが、内容までは全く知りませんでした。読む前は物語の可能性もあると思っていました。分類としてはエッセイでしょうか。ブレイディみかこさんは日本人。旦那さんはアイルランド人。息子さんは中学生。その中学校で起こ…

大崎善生「タペストリーホワイト」

10年以上前のことです。ある喫茶店でコーヒーを飲みながら読書をしていました。読んでいた本は大崎善生「タペストリーホワイト」です。キャロル・キングのタペストリー(Tapestry)を軸に展開される物語でした。コーヒーを飲み終え、車に乗ったところ、ラジオ…

木村大作「失敗しない家づくりの法則」

家を建てたいと思う人の視点に立っている本です。 売る側では立場上言えないこと、勧められないこともありますよね。 この本では様々な選択肢とメリット、デメリットを提示します。 決して押しつけがましくないので、最後は読者の判断になります。 これから…

高橋秀実「損したくないニッポン人」

クスクスと笑ってしまうような愉快な本でした。 損をする、とはどういうことか。得とは何か。経済とは何か。 ポイントカードは損か得か。長生きは損か得か。 難しそうなテーマから、身近なものまで。 面白いけれど結論は出ません。 二宮尊徳が出てくるとは思…