高橋秀実「損したくないニッポン人」

 

クスクスと笑ってしまうような愉快な本でした。
損をする、とはどういうことか。得とは何か。経済とは何か。
ポイントカードは損か得か。長生きは損か得か。
難しそうなテーマから、身近なものまで。
面白いけれど結論は出ません。
二宮尊徳が出てくるとは思いませんでした。
 
「情報は損をしないために集めるが、知ると損した気分になる。」
「人々の損をしたくない思いが重なって、損なシステムは拡大再生産される。」
二宮尊徳「奪って益なく、譲って損なし、これを天理自然なりと知るべし」
 
公示地価の決め方は本当にこうなのでしょうか。
 
 
 

 

高橋秀実「損したくないニッポン人」

 
 
 
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