2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

村上春樹「村上ラヂオ2」

村上春樹氏のエッセイ、たまに読むと面白いです。ずっとだと飽きてしまいそうですが。3もあるんですね。またどこかで読みたい。 ラジオでやっている村上radioも面白いです。 村上ラヂオ2ーおおきなかぶ、むずかしいアボカドー(新潮文庫)【電子書籍】[ 村上…

井上靖「しろばんば」

著者の少年時代が題材になっているそうです。どこまでが本当なのでしょうか。昭和の始めくらいの時代設定だと思われます。伊豆半島内陸部の生活がわかります。良くも悪くも田舎ですね。浜松も少し出てきます。 しろばんば (新潮文庫 新潮文庫) [ 井上 靖 ]…

yomyom2019

2019年もあっという間でした。「歳をとると細胞の入れ替わりが遅くなり、その分時間が早く過ぎる」という仮説を支持します。 さて今年読んだ本の中で面白かったものです。 谷崎潤一郎「細雪」戦争前のなんとなく暗くなってきた時代に、それでも優雅に淡々(?)…

岡田恵美子「言葉の国 イランと私」

国王に手紙を書き、国費留学生になった方です。しかも1963年のイランに。すばらしいアイデアと行動力です。筆者もおっしゃっていますが、中東は行ってみないとわからないことがたくさんありそうです。興味深い国々です。みんな仲良くやりましょう。 言葉の国…

ジョン・アーヴィング「ガープの世界 下巻」

何年かぶりの「ガープの世界」。内容はほとんど覚えていませんでした。その分面白かった。ジョン・アーヴィングさんのお話は、絶望的ですが、希望もあります。独特の雰囲気を出します。よくこのようなお話が書けるな、と感心します。 ガープの世界 下 (新潮…

下村尚之「アナ物語」

ダイニチさんにお邪魔する機会があり、再読しました。 いろんなヒントが詰まっています。 人と同じことをしても意味が無い、という良い例です。 娘は「アナと雪の女王」のアナだと思っています。 アナ物語―髪の毛よりも細い穴あけます 作者:下村 尚之 まつお…

佐藤正午「月の満ち欠け」

タイトルに惹かれました。面白いテーマだと思います。常に先が気になる展開でした。満ち欠けとはそういうことを意味していたんですね。佐藤正午さんの本は初めてでした。他の本も読んでみたい。 岩波文庫的 月の満ち欠け [ 佐藤 正午 ]価格: 935 円楽天で詳…