2019年もあっという間でした。
「歳をとると細胞の入れ替わりが遅くなり、その分時間が早く過ぎる」
という仮説を支持します。
さて今年読んだ本の中で面白かったものです。
谷崎潤一郎「細雪」
戦争前のなんとなく暗くなってきた時代に、
それでも優雅に淡々(?)と生きていく4姉妹の物語。
新田次郎「芙蓉の人」
野中至・野中千代子「富士案内・芙蓉日記」
何も装備の無い時代に富士山頂で越冬しようとします。
凄い夫婦です。
ヘミングウェイ「老人と海」
若い頃読んだ時とは違った印象です。
面白かった。
トーマス・マン「魔の山」
時間がかかる覚悟をして読みました。
思っていたよりもささっと読めました。
結核文学です。
ジェイ・ルービン「ペンギンブックスが選んだ日本の名短編29」
日本人ではない方が日本の短編を選んだためかとても新鮮でした。
高田郁「銀二貫」
最初に銀二貫であるものを購入します。
それが物語の始まりです。
海部健三「結局、ウナギは食べていいのか問題」
ウナギを食べることを当分の間我慢しようと思いました。
宮下洋一「安楽死を遂げた日本人」
難しい問題です。一度読んでみてください。
中島敦「南洋通信」
戦争中の南の島での日記です。
メアリー・アン・シェイファー「ガーンジー島の読書会」
これも戦争中ですね。手紙だけで進行する面白い物語。
その他
ジョン・アーヴィング「ガープの世界」
佐藤正午「月の満ち欠け」
横田増生「潜入ルポamazon帝国」
読書空間 ひつじ日和