2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

福岡伸一「生物と無生物のあいだ」

2015/6/30 再読しました。 いずれの内容もさらに理解が深まりました。 ぼくらが自分では分かっていなくとも、体の中の機能は緻密な働きをしています。 ここ2年近く動的平衡というものに注目しています。 生物に限らず、よい組織の条件ではないかと思います。…

映画「ダンス・ウィズ・ウルブズ」

二十数年ぶりに観ました。 当時は本当の意味は分かっていなかったはずです。 今回はとてもよく判りました。 人種というのはほんの些細な問題です。 所有という概念があると争いが起きます。 こういう差を乗り越えることは、人間にはできるのです。 現在の日…

ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 第四巻」

読み終えました。2回目のカラマーゾフ。 1回目は新潮文庫でしたが、2回目は岩波文庫で。 岩波文庫の方が訳が古い感じがしましたが、面白さは変わりません。 4巻はミステリー小説みたいですね。特に裁判が。 それにしても登場人物がよくしゃべります。 全体を…

ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 第三巻」

第3巻まで来ました。 この巻は前の2巻とはちがってスピード感を保ちつつ読めると思います。 人物背景がわかった上に、ミステリー的内容だからでしょうか。 今回の方がドミートリイに同情することができました。 その理由は・・。 カラマーゾフの兄弟 3 (岩波…

ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 第二巻」

やっと2巻を終えました。 じっくりと読んでいるとなかなか進みません。 1回目には理解出来なかった「大審問官」や、ゾシマ長老の最後の言葉等が、少し深く理解できたように思います。 ゾシマ長老の物語は、入れ子構造になっていて、しかも人を引き付ける内容…

ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 第一巻」

2回目のカラマーゾフの兄弟です。 1回目は新潮文庫でしたが、今回は岩波で。 訳が古いので、難しい言葉もいくつかありますが、理解できないレベルではありませんでした。 1回目は人間関係を把握するのに大変で、そんなに細かいところまで理解できていなかっ…

井上靖「わが母の記」

母親について、愛情を込めながら、同時に老いるということについて考えている作品です。 ゆくゆくは皆が通る道である。 そして、年齢を重ねるにつれ実感をする。 60歳の著者が80代の母親を見る目はどういうものか。 日常は大変なことばかりだと想像できるが…