2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「『サピエンス全史』をどう読むか」

「サピエンス全史」は充実した歴史に関する本だと思います。 ただ非常に量のある本なので簡単に手に取ることができません。 「『サピエンス全史』をどう読むか」はその概要といったところでしょうか。 内容に興味が持てそうであれば「サピエンス全史」に立ち…

こもれび美術館

浜松を拠点に活動する6人の作家さんによる展示を見に行ってきました。 どなたの作品もぬくもりがあって明るい気持ちになれました。まさに、こもれび美術館。 ひつじ日和でご縁ができた美術作家、中村菜月さんの作品を初めて鑑賞できたこともうれしかったです…

くらすたのしみ

随筆集を読むのはお好きですか。 細切れの時間でも気軽に読めるし、自分の波長に合う文筆家さんだった時には友達に会えたようにうれしくなります。 甲斐みのりさんの「くらすたのしみ」 どんな方なのか全く知らずに、なんとなく気になって読み始めたのですが…

芍薬

昨日まで固く閉じていた芍薬のつぼみ。 気温が高かったせいかあっというまに華やかに咲きました。 途中経過をもっと楽しみたかったほどです。 これだけ優雅な大輪の花が一夜にして咲くと、末っ子にもインパクトがあるようで、朝一番に興奮気味に報告してくれ…

2021年5月の予定

2021年5月の予定です。営業日 平日(9時~16時頃)おやすみ 土曜日、日曜日5月3日、4日、5日はおやすみです。(クリックやタップで拡大します)読書空間 ひつじ日和

変わらないために変わり続ける

日常生活をぼんやり送っていると惰性で物事の見方がつい偏向してしまうことってありますよね。たまには自分を中庸に保つために普段選ばない本でも読んでみようかな…。メッセージ性の高いこのタイトルに思いっきり吸引されながら、福岡ハカセのお話に夢中にな…

畠山重篤「森は海の恋人」

気仙沼で漁業をしている畠山さん。 当初海産物は海にただよっている栄養を摂取していると思っていました。 日本が高度経済成長している時代に、海苔が全滅したり、牡蠣に問題が発生するようになります。 次第に森の重要さに気づきます。 海産物の栄養は、実…

子規365日

父が「坂の上の雲」をリクエストしてきました。 父と夫は漱石をよく読みます。 双方に共通する人物に俳人の正岡子規さんが存在します。 彼らの話を聞いていると子規さんはどうやら興味深い存在です。 とはいえ、「坂の上の曇」全8巻も、読む元気はありません…

宮本輝「胸の香り」

なぜか定期的に宮本輝さんの短編集を読みたくなります。 人間が百人いたら百通りの人生があります。 問題や悲しみや喜びもそれぞれ異なります。 様々なものを抱えながら生きている人たちの集合体ということを再認識します。 この短編集も繰り返し読みたくな…

幸せ

ある日のこと、懐かしい母校のグランドで偶然、同級生を見かけました。 変わらぬ笑顔はそのままに、今は親になり息子さんのお稽古の付き添いをする姿。 互いにこうして元気に暮らせていることに小さな幸せを感じました。 その後、実家にて両親にスマートフォ…

「雲が私の母で風が父、川は娘です。私がいない時、人間たちは私を探しますが、多すぎると嫌われます。私はだあれ?」 これはトルコのなぞなぞ。 答えはもちろん雨。 ちょっとしたコラムや気象解説も交えつつ、昔からの雨についてのことばや方言、言い回しな…

峠を歩く つづき

薩埵峠で見つけた幸田文さんの文学碑。 その石碑を見るまで思い出しもせず、不意をつかれました。 実はその石碑に刻んである文字を読んでもピンと来ていませんでした。 幸田さんの文章を再確認します。 「崩れ」1991年発行 講談社の単行本で24ページにありま…

原田マハ「風神雷神 Juppiter,Aeolus(下) 」

おそらくかなりの確率でフィクションだと思います。 ただ歴史は全てが記述されている訳ではないので、絶対無いとは言い切れません。 もしそうであったらそれこそ神が存在するのではないか、と思ってしまいます。 命がけで海外へ行く時代に、です。 漠然とし…

喜び

ひつじ日和での数々の出会い。 仕事がそのまま喜びになる幸せ。 どなたかに届くといいなと祈る喜び。 今日はアイスランドのエネルギーあふれる風景に出会いました。 「感 magazine Iceland」をご紹介します。 異国に住み、あちこち旅をされた経験を作者から…

司馬遼太郎「21世紀に生きる君たちへ」

司馬さんが子供たちに語りかけます。 「自己を確立せよ。」「must establish a self.」 「自分に厳しく、相手にはやさしく」 「a self that must be strict toward yourself, and kind toward others.」 「そして、すなおでかしこい自己を。」 「And a self …

歩くひと

「歩くコーナー」に光る一冊。 お散歩を礼賛する方には共感間違いなしでしょうし、きっと誰もがもっと歩きたくなる作品です。 私も歩くのが好きですが、車の運転を辞めて8年くらいでしょうか…さらによく歩いて暮らしています。 特にこども3人の幼稚園送迎、…

マッティは今日も憂鬱

「ゆったりひっそり暮らしたい」主人公のマッテイ。 「ゆったりひっそり営業したい」ひつじ日和。 なにやら同じ匂いがしてきます。 マッティのデータを少し… ・サウナが大好き ・コーヒーが大好き ・空いている乗りものが大好き ・平穏と静けさを愛する ・個…