峠を歩く つづき

 
薩埵峠で見つけた幸田文さんの文学碑。
 
その石碑を見るまで思い出しもせず、不意をつかれました。
実はその石碑に刻んである文字を読んでもピンと来ていませんでした。
 
 
 
幸田さんの文章を再確認します。
 
「崩れ」1991年発行 講談社の単行本で24ページにありました。
 
「由比の家のある風景をみると、その安らぎがあってほっとしたのだが、佇んで眺めていれば、ひとりでに家のうしろの傾斜面を見てしまう。草木のあるなんでもない山なのだ。だが、そこを見ていると、なにかは知らず、土よいつまでも平安であれ、と念じていた」
 
 
石碑にも同じように刻まれています。
 
 
 
 
 
 
危険です。
 
 
 
 
 
海を眺める古そうな石。
 
 
 
 
 
 
幸田文「崩れ」
 
 
 
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