音楽
星野博美さんの著書「旅ごころはリュートに乗って 歌がみちびく中世巡礼」や、浜松楽器博物館で古楽器の生演奏を聴いたあたりから日常的にリュート音楽を聴くようになりました。とはいえ CARM RADIO で流すくらい。具体的に作曲家や奏者の知識はありませんで…
目が冴えてしまったある晩「やさしいダンテ」を読んでみました。 ダンテはなぜベアトリーチェ(交流の無い方)を一途に想い続けたのか。理解不能で興味を持ちました。 以前に借りたダンテの「神曲」そのものは難解でお手上げ。註を読んでいるだけで日が暮れそ…
敬愛する方の昔のエッセイを読み返していましたら、バッハの古い楽譜とピアノに関するページがありました。 自分を整えるために弾いたり聴いたり。お仕事や子育てをされながらご自身を保ち楽しむ工夫だったようです。 その書籍の頃の著者の年齢にもまだ満た…
あなたを満たし癒すものはありますか。私の場合は音楽。気持ちに直接作用するものですから良質な音に触れていたいです。 好きなピアニストの演奏は気分が良くなります。ずっと好きでいたいから大事に大事に。今はいろいろな情報が簡単に手に入りますが敢えて…
雨上がりのある日、ピアノリサイタルの親子チケットが当選しましたので、一緒に出掛けました。浜松が音楽の街でラッキーです♪ 「高雅な踊り」と題されたプログラム。ベートーヴェン、リスト、ラヴェル、ショパン、それぞれの作曲家によるワルツの「場」や「…
「芸術と時間」 近頃リピートしている曲のタイトルです。 ラモーが80歳で作曲した最後のオペラ〈レ・ボレアド〉の間奏曲をVikingur Olafssonさんがモダンピアノ用に編曲したものです。 ギリシア神話に基づいた原題は「ミューズたち、ゼフィールたち、季節、…
毎年恒例の調律の日は、お医者さんに診ていただくみたいに少し緊張します。「いい感じに弾き込まれて、ほどよく狂っていますね」と調律師さん。この時、ずっと読んでみたかった「パリ左岸のピアノ工房」を、この秋冬の読書のお供にしようと決めました。 もし…
昼下がりの映画館、坂本龍一さんの「opus」 へ。冒頭からじわっと涙。全20曲、The Wuthering Heights 、The Sheltering Sky のあたりで、意識も時間もあの頃までとんでしまったよう、胸がいっぱいになりました。 暗い映画館、モノクロ映像、ピアノの音だけだ…
ショパンの恋人として名を知ったジョルジュ・サンド。その素顔を少しでも知りたい気持ちで手に取りました。 生まれや育ちの環境から貴族的なものと庶民的なもの双方を解し、人が中年になってから対峙するであろうさまざまな感情や状況に、十代にしてふれるこ…
〈かわいい小鳥のさえずりや街路樹の緑の香り、それはそれは心地いいのよ。すべてが新鮮に見えてくるから。辛いことや悲しいこと、怒りがあったとしても穏やかになってしまう。〉 〈心が穏やかになったわ。そんな風にかわると、神様は手をさし伸べてくださる…
気分転換、整える、落ち着く、元気を出す…気付けばいつも私は音楽に頼っています。 店内音楽も開店当初から色々試してみましたが、本屋らしい雰囲気と空間を守ってくれるクラッシックがやっぱり安心。可もなく不可もなく。中庸な安定感をキープできたらいい…
かつてあんなにたくさんあった我が家のCDは、10年位前に整理処分して現在はとても少ない枚数です。音楽配信サービスを利用することもあるのですがCDも結局は聴きたい。 そんな中、既存のミニコンポのCDが取り出せなくなるという故障が発生。ぐるり回って再び…
アーティストへの敬意と感謝の気持ちを込めて、昨年末の演奏会で購入しました。ツアータイトルのアルバムではないのですが、ピンときたこちらを選びました。 何度リピートしても飽きないのが不思議。都度、慰められ満たされた気持ちになります。「それもまた…
ピアノロールというものがあると教えていただきました。19世紀末から20世紀の初め頃にかけて、巻き紙に演奏情報を穴を開けて記録させていたのだそうです。 オルゴールをイメージしてしまったけれど、ピアノでも似たようなことができたのかな。ともかく、その…
長女が発表会に向けて練習しているのはドビュッシーの月の光。完全な親バカですが、彼女の力の抜けた優しいピアノの音が好きです。練習する音が聴こえると、赤ちゃんの頃からの色々が思い出され、実は母さんこっそり泣いてるの。最近は涙もろいのです。 今回…
静かな午後だったので、世界に入り込めそうな気がして「音の箱舟 モーツァルト」という本を手に取りました。もちろん聴きながら雰囲気も高めます。 絵はロシアのドミトリー・テーレホフさん。詩は木坂涼さん。 言葉だけでは表しきれないモーツァルト。絵や詩…
2023年最終月にとっておきのお楽しみ♡アリス紗良・オットさんの演奏会へ。人生の中のある場面、記憶のピースが、ショパンのプレリュードとこだまするように重なり合う。映像と一緒に楽しむピアノは、とても新鮮で没入することができました。 アリスさんはき…
リュッケと読むそうです。デンマーク語で「幸せ」という意味ですって。ヒュッゲとはまた違う言葉を知りました。 みなさまはどんな時に幸せを感じますか。私は一日が終わりお布団に入るだけの状態でのんびりしている時や、いい天気で気持ちよく洗濯物が乾いた…
「平野啓一郎が好きなんです。」 お会計の際に小さな告白がありました。よく知らないし読んだこともなかったのですが、それをきっかけに図らずも読んでしまいました。長い名前好きですしね。 「マチネの終わりに」 いつからか物語にあまり興味がわかなくなっ…
ショパンがジョルジュ・サンドと滞在したマヨルカ島を、ピアニストのフジコ・ヘミングさんが訪ねるドキュメンタリーを見ました。 愛するショパンをより深く感じたいと念願叶っての旅。聴力に気圧による影響を避けるため、時間をかけて陸路にて。何歳になって…
春は別れの季節、そして、こどもたちのピアノ発表会の季節です。期限が迫ると通常より練習に熱が入ってきます。誰かが弾いているとなぜだか弾きたくなるもの。どちらが先だと揉めながらも、各々が曲の総仕上げです。 難しそうに思えた曲を、数ヶ月間向き合え…
( Pursue your passion いつも情熱を胸に) 仕掛け本を手に取ることはあまりなかったのですが、わすれな草、ラベンダー、ジャスミン、ライラックなど、集められた花たちの色合いが好みでつい見入ってしまいました。 そのお花が何を象徴するかは地域や文化によ…
なんとなくいいなと感じた響き。ちょこちょこお目にかかっていたけれど、正確にはどんな意味なんだろう。気になったので調べてみました。 元は音楽で二つ以上の曲を合成して新たな曲にすること、I T用語では、複数の異なる提供元の技術やコンテンツを複合さ…
ベートーヴェンの悲愴、チャイコフスキーの悲愴など。 いくつか同じ題名の曲がありますが、ある時お客さまがベートーヴェンの悲愴ソナタの第二楽章を弾いて下さいました。 聴いていると悲愴感を超えた先の希望や明るい光を感じます。 ピアノの音は優しく記憶…
たいていのことは忘れてしまう、いい加減な性能を誇る私の記憶。 例外的に深いところからじわじわと浮上してきて、この数年かけてしっかり自覚した後悔がひとつだけあります。 それは早過ぎたピアノとのお別れ。 いくらせっかちだからって、そんな早くに断捨…
(「大人の時間だもう寝なさい」と子供の頃に言われた日曜洋画劇場。父が観ていたのは映画「アマデウス」 その晩に高笑いするモーツァルトと黒いマントの夢をみてしまい、しばらくは音楽室の肖像画が怖かった) モーツァルトではなくモオツァルト。な〜んか洒…
指揮者は誰とか交響曲の何番とか、全く覚える気がありません。 あの時のあれ、その時のそれ。 音楽を楽しむ時にそれ以上に何が必要なんでしょう。 とはいえ、思い出せないとSpotifyで曲を探すことができず。 そういうのが得意な夫さんに助けてもらうこともし…
夢で思いがけない人に会いました。 あまりにもリアルな感覚。 覚醒したら途端に全て忘れてしまう。 どうか夢がこのまま続きますように。 必死にまぶたを閉じたのに、意識が戻るのが哀しかった。 ある明け方の出来事が「あとは切手を一枚、貼るだけ」の雰囲気…
暮らしまわりのことは、繰り返す毎日の中でいつのまにか自分なりのやり方ですっかり落ち着き、その類いの情報はお腹いっぱいになっていました。 夢見がちな若い頃の方が、理想の暮らしや手本を熱心に探していたように思います。 とはいえ、エンドレスな家事…
夜の散歩道で角を曲がってふと見上げると、まんまるのお月様がありました。 不意打ちで満月に出くわすと、いつも新鮮な気持ちになります。 高まった気分のまま、数年前のある月夜の晩の思い出話になりました。 こどもたちを預けて夫婦で出掛けた演奏会。 二…